池の中央部にオオハクチョウが集まって
「プープープープー…」
と鳴きながらソワソワしていました。
池に映る粟嶋神社の森の中に集まるオオハクチョウ。
次々と飛び立つコハクチョウを横目にソワソワ。
飛び立ちたいんだけれども、なかなか決心がつかない様子です。
ソワソワしながら、オオハクチョウたちは
どんどんネイチャーセンターに近づいてきました。
オオハクチョウが18羽も群れて泳ぐ姿は珍しく、
コハクチョウとは一味違った優雅な姿に見とれてしまいました。
そして9：23、ついに飛び立ちました！
オオハクチョウたちは東に飛び立った後、
高度を上げながら左に旋回しました。
おや、もしかして北へ向かうのかな？
粟嶋神社の森を横切るオオハクチョウたち。
そのまま、彦名町上空を真北に向かって飛び去りました。
なかなか飛び立たずにモジモジしていたのは、
これから数百キロメートルを一気に飛ぶにあたって、
心の準備をしていたのかもしれません。
過去の調査で、コハクチョウが米子から真北に渡って
日本海を縦断する渡りルートが確認されていますが、
オオハクチョウも同様の渡りルートを選んでいるようです。
今朝、オオハクチョウは24羽いました。
恐らく、中海に飛来しているすべてが集まっていると思われます。
そのうちの18羽が今日旅立ち、残りは6羽という計算になります。
明日の北帰行観察会が楽しみですね。
（きりぎりす）
