本日行いました鳥類標識調査で、
今季初確認の鳥が2種類捕獲できました。
今季初認その1:
シベリアジュリン・オス・第1回冬羽。
小雨覆の色がポイント。
シベリアジュリン・メス・成鳥。
こうしてみるとオオジュリンそっくりですね。
でも、実際に見ると
オオジュリンよりもかなり小さいです。
シベリアジュリン・メス・第1回冬羽。
シベリアジュリンが3羽も同日に
捕獲されるのは珍しいです。
オスとメス、第1回冬羽と成鳥を比較して
観察できました。
そして、今季初記録の鳥その2:
ツリスガラです。
かつてはネイチャーセンターから普通に
望遠鏡で観察できていた鳥ですが、
いつの間にか全く見られなくなりました。
今回の記録は2012年以来、8年ぶりです。
ツリスガラ・メス・第1回冬羽。
この小型哺乳類的な可愛らしさは、
あのエナガやシマエナガにも劣りません。
とても小さな体と丸くて大きな頭、
つぶらな瞳、鋭い円錐形のくちばし。
いつまでも眺めていられそうな可愛さです。
今度は、ネイチャーセンターから見える
場所にやってきてくれないかな~♪
今日はとても天気がよくて風もなく、
オオジュリンの渡りのピークを期待したのですが、
平凡な結果に終わりました。
もうピークは過ぎてしまったのかな?
本日の調査結果:
オオジュリン 40羽(R2羽)
シベリアジュリン 3羽
ツリスガラ 2羽
以上、3種・45羽(うち再捕獲2羽)
おまけ:
調査の後、今週末のイベントの
フィールド下見を終えて、
お昼過ぎに正面玄関から
ネイチャーセンターに入ろうとしたところ、
ガラス扉の前に鳥が落ちて死んでいました。
ガラスに衝突してしまったのでしょう。
可愛そうに、と思いながらその鳥をよくみると、
何と米子水鳥公園初記録のマミチャジナイでした。
元気な姿で会いたかったです。残念。
このマミチャジナイは回収し、
標本として保管することにしました。
体がまだ温かく、まさに事故直後の発見でした。
これで、米子水鳥公園で確認された鳥は
234種類(外来種を除く)となりました。
おまけその2:
昨日から園内にヘラサギが3~4羽います。
しかし、ネイチャーセンターから
約500m先の半島の裏にいて、
なかなか姿が見えません。
現在到着を期待している
「香川さん」ではないようです。
(きりぎりす)