2021年12月12日日曜日

バードカービング米子・突撃レポート

米子水鳥公園では毎月3回「バードカービング米子」の活動が行われています。
バードカービングというのは、木でつくられた精密な野鳥の彫刻です。

クラブでは講師の先生の指導を受けつつ、熟練者から初心者まで、会員のみなさんがそれぞれ制作に取り組まれています。活動の様子を紹介するべく、11月28日と12月12日に見学にお邪魔してきました。その作品の精密さ・美しさは、言葉で語るより実物を見ていただくのが早いかと…


まずは、ウズラの作品。
着色前ですが、今にも動き出しそうな、本物そっくりな作品です。


造形美から、個人的には仏像のようなありがたみを感じました。


こちらはオオルリ。
羽の繊維を1本1本刻んでいます。制作者の方は、なんと今年の2月からはじめてクラブに参加されたとのこと。心を込めて作ってこられたのが作品から伝わってきました。



こちらの丸い鳥は…?

脚を作ってもらっている最中のユキホオジロでした!
しっかり設計図を作って、組み立てていくそうです。


着色がはじまったオオルリ。これから色を得る姿がとても楽しみです。


お腹の模様が複雑なツグミ。羽の1枚1枚を丁寧に塗られています。
とても根気のいる作業です。


着色も終盤のカワセミ。
ふわふわのお腹の羽は、精密な彫り込みと、着色のなせる技です。


台座に立ったタゲリ。
背中の光沢のある羽は、本物の鳥と同じ輝きになるよう、特殊な絵具が使われています。


机には、たくさんの絵具とたくさんの資料が置かれていました。
ひとつひとつの作品に、想像以上の観察時間と、手間と、想いが込められています。


11月の作業風景。密にならないよう、広い部屋で作業されています。


いかがでしたでしょうか?活動の現場をのぞくたびに素敵な作品が生まれていて、またこうして制作の様子をときどきご紹介したいと思います。

バードカービング米子は会員制の活動で、新規の会員さんを随時募集しています。活動に参加されたい方や、見学をご希望の方は、お気軽に米子水鳥公園までお問合せください。

※(12/19追記)
団体名を「バードカービングクラブ米子」とご紹介していましたが、正しくは「バードカービング米子」でした。深くお詫び申し上げますとともに、訂正させていただきます。

(みとら)