米子水鳥公園では毎月3回「バードカービング米子」の活動が行われています。
バードカービングというのは、木でつくられた精密な野鳥の彫刻です。
クラブでは講師の先生の指導を受けつつ、熟練者から初心者まで、会員のみなさんがそれぞれ制作に取り組まれています。活動の様子を紹介するべく、11月28日と12月12日に見学にお邪魔してきました。その作品の精密さ・美しさは、言葉で語るより実物を見ていただくのが早いかと…
まずは、ウズラの作品。
着色前ですが、今にも動き出しそうな、本物そっくりな作品です。
造形美から、個人的には仏像のようなありがたみを感じました。
こちらはオオルリ。
羽の繊維を1本1本刻んでいます。制作者の方は、なんと今年の2月からはじめてクラブに参加されたとのこと。心を込めて作ってこられたのが作品から伝わってきました。
こちらの丸い鳥は…?
ふわふわのお腹の羽は、精密な彫り込みと、着色のなせる技です。
台座に立ったタゲリ。
背中の光沢のある羽は、本物の鳥と同じ輝きになるよう、特殊な絵具が使われています。
机には、たくさんの絵具とたくさんの資料が置かれていました。
ひとつひとつの作品に、想像以上の観察時間と、手間と、想いが込められています。
11月の作業風景。密にならないよう、広い部屋で作業されています。
いかがでしたでしょうか?活動の現場をのぞくたびに素敵な作品が生まれていて、またこうして制作の様子をときどきご紹介したいと思います。
バードカービング米子は会員制の活動で、新規の会員さんを随時募集しています。活動に参加されたい方や、見学をご希望の方は、お気軽に米子水鳥公園までお問合せください。
※(12/19追記)
団体名を「バードカービングクラブ米子」とご紹介していましたが、正しくは「バードカービング米子」でした。深くお詫び申し上げますとともに、訂正させていただきます。
(みとら)