今日もスズメバチの様子が気になって樹液酒場に行ってみると、今日も変わらず賑わっていました。
別の個体が飛んでくると、万歳してお出迎えします。威嚇のようにも見えますが、大あごを開いていないのであまり殺気を感じません。
仲間と合流してすぐに互いのにおいを確認し、同じ巣の個体であることが分かると盛んに口移しで餌の分配を行います。つまり、ここに集まっているスズメバチは全て同じ巣の姉妹のようです。他の巣の個体がくると修羅場になりそうです。
スズメバチは個体間のコミュニケーションが面白いので見ていて飽きないのですが、最も危険な生物でもあるので、あまり堂々と観察をお勧めできません。
そこでおすすめなのが、バッタウォッチングです。
園路の脇の草が生えているところを歩くと、ピョンと飛び出してくるので、着地した場所に注目すると見つけやすいです。
草むらに見事に紛れるショウリョウバッタ。
ショウリョウバッタは体色に様々な変異があって面白いです。
丈の低い草地が好きなマダラバッタ。このバッタもカラーバリエーションが豊かです。
よく見たら脱糞中でした。
草がまばらな裸地を好むイボバッタ。体色は褐色のみです。
秋は鳥の観察が面白い季節ですが、バッタやカマキリ、トンボなどの昆虫ウォッチングも楽しい季節でもあります。バッタの観察は安全で簡単なので、小さなお子様にもおススメです。
(きりぎりす)