7月31日から始まった、秋の鳥類標識調査で、
本日、エゾセンニュウが今季初確認されました。
エゾセンニュウ 性不明・幼鳥。
4年連続です。
しかし、これまで捕獲されたのはすべて幼鳥で、
成鳥はまだ未確認です。
ところで、
この個体はこれまでに捕獲された中で最小でした。
自然翼長が64.5mmで、
エゾセンニュウの値とかけ離れていたのですが、
どういうことでしょう?
そして、
今日の調査で最注目だったのがこちら。
ヒクイナです。
声は聞こえていたのですが、
姿を確認できたのは今年初めてです。
性不明・成鳥。虹彩の赤がとても鮮やかです。
そして、性不明・第1回夏羽。
成鳥と比べると、色の鮮やかさに欠けます。
今回の注目ポイントは、
成鳥と第1回夏羽が同時に捕獲されたことです。
体色の違いが比較できて、大変興味深かったです。
また、第1回夏羽の方が成鳥よりも体が大きく感じられました。
今日の調査結果:
2022年8月13日(土) 明け方雨、のち晴れ
・エゾセンニュウ N1 4年連続!小さすぎるのが気になる。
・ヒクイナ N2 2羽同時に捕獲されたのは初めてかも?
・オオヨシキリ N1
・セッカ N2
以上、4種類、5羽(すべて新規)。
それにしても、この時期のレギュラーであるシマセンニュウがまだ捕獲できません。シマセンニュウよりも先にエゾセンニュウが捕獲されたのもビックリです。
(きりぎりす)