2023年10月1日日曜日

マガン到着!

今朝も鳥類標識調査が行われましたが、低調な結果に終わりました。この調査は天気が良すぎると成果が下がる傾向があります。

今日の調査結果 2023年10月1日 晴れ
・コヨシキリ         N11羽
・シマセンニュウ     N19羽
合計2種類、30羽を新規標識放鳥。


そのほかの鳥の様子もご紹介します。

ウラギクの池からほとんど出なかったアカアシシギが、初めてネイチャーセンター前のカモ島にやってきました。10:03臨時解説員Aさん撮影。










キアシシギも目の前にやってきました!11:47臨時解説員Aさん撮影。










これまでいつもネイチャーセンター目の前にいたシマアジは、残り1羽となりました。一方、他のカモが増えてきたので目立たなくなりました。
カモ島で眠るシマアジ。どこにいるか分かりますか?12:39撮影。










昨日飛来したダイゼン。最初は500m先のマガン半島にいましたが、後にウラギクの池に移動しましたが、今日もウラギクの池に2羽いました。13:31撮影。










今日のトップニュースはこちら!臨時解説員のAさんが、マガンの初飛来を確認しました。つばさ池中央を泳ぐマガン。どんどんこちらに向かって泳いできます。14:12撮影。










望遠鏡で鮮明に観察できるくらいまで接近しました。14:26撮影。










水浴びをした後、羽ばたくマガン。14:27撮影。










シギ島のすぐ後ろまでやってきたマガン。ネイチャーセンターからの距離は水平で約60m。ネイチャーセンターからこんなにも近くでマガンが観察できるのは極めて珍しいです。もしかしたら、まだ初日ですがこれが今シーズンのマガンの最至近記録になるかもしれません。14:29撮影。










マガンはその後、14:48に飛び立って北へ去りました。周囲に仲間がいないので探しに行ったのかもしれません。


近頃急増したキンクロハジロやスズガモの群れの中に、キンクロハジロとスズガモの交雑個体が1羽混じっていました。この組み合わせの雑種は園内で初記録です。

中央の個体。後頭部の形と背中の色に注目。短い冠羽があり、背中が黒っぽい灰色で、キンクロハジロとスズガモのオスの特徴が混じっています。臨時解説員のAさんが発見。15:00撮影。










今日の注目の鳥
・マガン 成鳥1羽 今季初!昨年と同日!
・キンクロハジロ×スズガモ 雄1羽 園内初記録!
・アカアシシギ 1羽
・オジロトウネン 1羽 今季初。久しぶり!
・ムナグロ 5羽
・ダイゼン 2羽
・ハジロコチドリ 1羽
・ヒバリシギ 1羽
・キアシシギ 1羽
・トウネン 5羽
・メダイチドリ 3羽
・セイタカシギ 1羽
・アオアシシギ 3羽
・ハマシギ 11羽
など、53種類、約2000羽。

コハクチョウと並んで初飛来日が注目されるマガンは、昨年と同じ日に到着しました。次はコハクチョウの番ですが、コハクチョウの初飛来はいつになるでしょう?

(きりぎりす)