コブハクチョウは極東ロシアでは19世紀後半にはすでにいついていたようです。しかし、日本において野外で確認される確認されるコブハクチョウは、江戸期の図譜などより判断すると明らかに外来種です。 特に足のピンク(普通は黒)の個体で、これは輸入系統も分かっているようです。
コブハクチョウは、外来種法の特定外来種に、人間に経済的損失を与えるわけではない為、指定はされていません。しかし、米子水鳥公園では、希少な水草を食い荒らしたり、縄張り意識がつよいコブハクチョウが、コハクチョウなど野生のハクチョウを追い回したりする姿が頻繁に確認されています。
飼育施設においては、逃げ出さないように管理が必要で、多くの施設ではきちんと管理されているようです。ただ、一部にあいまいなところがあったためにこうなってしまっているようです。
http://www.nnn.co.jp/news/050726/20050726002.html 日本海新聞2005年7月26日 コブハクチョウ、じつは野生化した外来種
http://www.wwf.or.jp/activity/wildlife/lib/invasive2004/aves/aves041027.pdf 生態学会 特定外来種選定推薦データフォーム