最近、お客様からオジロワシについてよく尋ねられます。今朝も、オジロワシの姿が見たいという熱心なお客様が数組いらっしゃいまして、是非見ていただきたいと、望遠鏡でオジロワシの姿を探しました。
ネイチャーセンターの正面右手にある中海の無人島「萱島」がオジロワシの拠点になっています。今日の早朝も、萱島の木に止まっていました。
その後、姿を消してなかなか現れなかったオジロワシですが、11時頃ようやく島の樹上に姿を見せてくれました。そのとき、園内中央部の池の岸辺で、トビとハシボソガラスが群がって騒ぎ始めました。どうやら何か美味しいものが落ちているようです。
萱島のオジロワシがこの騒ぎに気づいて飛んできたらいいですね、とお客様とお話していたら、期待通りオジロワシが騒動の現場に突進してきました。騒ぎの渦中にうまいものがあるに違いない、と思ったのかな?
すると、集まっていたトビとハシボソガラスがスクランブル発進。オジロワシを迎撃に向かいました。
一番大きいのがオジロワシです。3種類の大きさに注目。背景左隅に見えているのが萱島です。
オジロワシの背後をねらうハシボソガラス。オジロワシの片翼くらいの大きさです。
その後、オジロワシは何かが落ちている現場に舞い降りたのですが、結局手を出さずにトビ達が食べている様子を眺めているだけでした。若鳥なのに、なかなか用心深いです。
現在オジロワシは、水鳥公園のお客さんはもちろん、水鳥公園の鳥達にも追いかけられる人気者(?)です。