現在、米子水鳥公園には続々と秋の渡り鳥が飛来してきていて、
日に日ににぎやかさが増しています。
そんな中でのおすすめの野鳥観察ポイントをご紹介します。
まずはカイツブリの子育て。
現在、4か所確認されている巣のうち2か所でヒナが見られます。
一番遠い、池の北岸の巣。
いつのまにか、ヒナが3羽も生まれていました。
写真にとると不鮮明になってしまいますが、
望遠鏡ではもっと鮮明に観察できます。
そして、ドーナツ島手前の巣。
順調にヒナが1羽育っています。
ヒナはかなりしっかりしてきて、
水面にいる時間が長くなってきました。
そして、水鳥公園ならではの野鳥の珍生態。
これは、水面に波紋を立てて小魚をおびき出して、
とらえようとしているコサギ。
水鳥公園ではこの時期によくみられる光景ですが、
図鑑にはほとんど紹介されておらず、
ほかの場所ではなかなか見られない珍行動です。
そして、潜らないはずのカモが頻繁に潜る珍風景。
カモ類は、主に水面で採食するカモと、
主に潜水して採食するカモの2種類に分けられます。
水面採食ガモは、普段は潜水しないのですが、
水鳥公園の水面採食ガモは、当たり前のように潜水します。
特にハシビロガモが潜水している様子をよく見かけますが、
近頃はヒドリガモやコガモ、オナガガモも頻繁に潜水して
採食しています。
これも、ほかの場所ではなかなか見られない珍風景です。
もはや、水鳥公園のカモはみんな潜水採食ガモです。
これらの水面採食ガモたちが潜水する際には、
翼を半開きにして羽ばたきながら潜水していきます。
このほかにも、今は鳥たちが渡りをしている時期ですから、
思いがけない珍鳥がやってくるかもしれません。
現在、野鳥観察がとても面白い時期です。
ぜひこれらの野鳥を観察にお越しください。
(きりぎりす)