2018年9月23日日曜日

水鳥の珍行動とカイツブリの親子が面白い!

現在、米子水鳥公園には続々と秋の渡り鳥が飛来してきていて、
日に日ににぎやかさが増しています。

そんな中でのおすすめの野鳥観察ポイントをご紹介します。

まずはカイツブリの子育て。
現在、4か所確認されている巣のうち2か所でヒナが見られます。

一番遠い、池の北岸の巣。
いつのまにか、ヒナが3羽も生まれていました。
写真にとると不鮮明になってしまいますが、
望遠鏡ではもっと鮮明に観察できます。















そして、ドーナツ島手前の巣。
順調にヒナが1羽育っています。
ヒナはかなりしっかりしてきて、
水面にいる時間が長くなってきました。















そして、水鳥公園ならではの野鳥の珍生態。

これは、水面に波紋を立てて小魚をおびき出して、
とらえようとしているコサギ。
水鳥公園ではこの時期によくみられる光景ですが、
図鑑にはほとんど紹介されておらず、
ほかの場所ではなかなか見られない珍行動です。















そして、潜らないはずのカモが頻繁に潜る珍風景。

カモ類は、主に水面で採食するカモと、
主に潜水して採食するカモの2種類に分けられます。
水面採食ガモは、普段は潜水しないのですが、
水鳥公園の水面採食ガモは、当たり前のように潜水します。
特にハシビロガモが潜水している様子をよく見かけますが、
近頃はヒドリガモやコガモ、オナガガモも頻繁に潜水して
採食しています。
これも、ほかの場所ではなかなか見られない珍風景です。
もはや、水鳥公園のカモはみんな潜水採食ガモです。
これらの水面採食ガモたちが潜水する際には、
翼を半開きにして羽ばたきながら潜水していきます。














 このほかにも、今は鳥たちが渡りをしている時期ですから、
思いがけない珍鳥がやってくるかもしれません。

現在、野鳥観察がとても面白い時期です。
 ぜひこれらの野鳥を観察にお越しください。

(きりぎりす)