平成30年12月23日から開催中の
米子水鳥公園 水鳥の「バードカービングデコイ展」
のこぼれ話を一つ・・
三瓶自然館サヒメルからお借りしている西村コレクションの古いデコイのうち一つのお話です。
この アメリカガモ(Black duck)のデコイのお話です。
アメリカガモは、マガモに近い新北区のみに生息するカモです。
このデコイは、ほかのデコイと違う特徴があります。
デコイの胴体の上下に張り合わせたような構造になっているのです。
水により浮くように中を空洞にしたので、このような構造にしたと思われます。
実はもう一つこのデコイには疑問に思うことがありました。
展示の輸送時にカラコロと音がするのです。
中で部品が壊れているのではと少し心配していました。
これについて、
今回、デコイ公募展で審査委員長をしていただいた内山春雄さんによると、
昔デコイを秋の狩猟シーズンの初めに浮かべる前に
中の空洞構造が保たれているのか調べるため、わざと音が鳴るものを中に入れておいたそうです。カラカラと音が鳴ればデコイの中の空洞は保たれており、
鳴らない場合は壊れていると判断されて修理をしたそうです。
奥が深いデコイ(decoy)の話
もう一つの話は、次の投稿でご紹介します。
企画名 米子水鳥公園 水鳥のバードカービング・デコイ公募展
期 間 平成30年12月23日(日)~平成31年1月6日(日)
新年は元旦から開館します
休館日 12月25日(火)、12月29日(土)~12月31日(月)
時 間 開館日の 9:00~17:30