2019年4月3日水曜日

ズグロカモメサービスデー!

昨日、一昨日は、みぞれを伴う悪天候でしたが、
今日はそれが嘘のような素晴らしい晴天でした。

久しぶりにきれいに見えた大山は、
すっかり雪化粧をし直して、冬山に戻っていました。



今日は、開館一番にネイチャーセンターの目の前にズグロカモメがいて驚きました。
3月31日に頭が黒いズグロカモメが遠くを飛んでいるのを見つけて、
前浜にやってこないかな~、と期待していたのですが、願いが叶いました。

しかし、今日は天気が良すぎて、午前中は見事に逆光でした。
幸いなことに、順光になる午後になっても、
ズグロカモメは頻繁に前浜にやってきました。
しかも、最初は夏羽1羽、第1回冬羽が1羽だったのが、
夕方までに夏羽3羽、第1回冬羽が2羽の計5羽に増えました。

ズグロカモメが5羽も現れたのは、
1999年12月に記録された以来、最多タイ記録。
しかも、夏羽が3羽も来たのは開園以来初めてです。
ズグロカモメの夏羽が見られる機会はとても少なく、貴重なのですが、
それが一日中頻繁にネイチャーセンターの目の前を舞ってくれるなんて、
とても贅沢な光景でした。




セイタカシギが2羽、前浜にやってきました。
この春初認です。
オスとメスでしたが、基本的に別行動で、
つがいのようには見えませんでした。



ヘラサギは1羽現れました。
ごく短時間でしたが、お昼ごろに前浜にもやってきてくれました。

今日は前浜にたくさん鳥がやってきていて、
退屈しませんでした。
前浜にやってきたツルシギ、セイタカシギ、ズグロカモメ、
ツグミのお目当ては、ゴカイです。
そのほか、コガモ、オオバン、ハシビロガモ、オナガガモ、
カルガモが前浜にいました。

このほか、園内にはツクシガモが8羽いました。
ヘラサギ、ズグロカモメ、ツクシガモがそろっているので、
九州の干潟のような鳥類相でした。
ミコアイサもまだたくさんいます。
その一方で、シマアジは現れませんでした。

明日以降も天気が良さそうなので、
ズグロカモメサービスデーが続くことを期待します。

(きりぎりす)