2019年6月22日土曜日

キラキラ光るチョウトンボを今季初認!

本日、メダカ池のヨシの茂みの中で、
今年初めてチョウトンボを見ました。














チョウトンボは高いところにとまることが多い上に、
水平にとまるので、なかなか翅の表が見えません。
今回は珍しくぶら下がってとまっていたので、その美しい翅がよく見えました。

園内で見られるトンボの中で最も美しい翅をもつチョウトンボ。
新成虫なので、傷一つない大変美しい個体でした。


















メダカ池を通り過ぎて、園路沿いの茂みに目を向けると、
これまた面白い生き物が見つかりました。

一見、なんじゃこりゃ?な生き物。
交尾中のツマアカシャチホコというガです。
メスが葉っぱにつかまっていて、
オスはお尻でメスとつながってぶら下がっています。
オスが前足で万歳しているのも面白いです。




















シマフコヤガ。
枯葉のかけらのような色模様です。














モモノゴマダラノメイガ。
黄色の体に黒い水玉模様がおしゃれです。
ガの仲間はとても種類が多くて、姿も多種多様で、観察していて飽きません。














木々の茂みをよく見ると、キラキラと銀色に光る小さな粒が
あちらこちらに見つかります。
他種のクモの巣に居候しているシロカネイソウロウグモというクモです。
体長およそ3mm。メッキのように見事に銀色に輝いています。
















葉っぱの上にいた、ライムグリーンがおしゃれなアブ。
コガタノミズアブです。
刺さないので、怖がらなくても大丈夫です。













広葉樹の葉にたくさんとまっているドウガネブイブイ。
シブい美しさと面白い名前が魅力です。

















今頃の時期は目に見える鳥が少ないので、カルガモの親子は抱卵中のカイツブリ以外はあまり見どころがない、と思われがちです。
そんな時は、ネイチャーセンターの外を歩いて園路沿いを散策してみると、
これらの小さな面白い生き物たちと出会えます。
ただし、ヌカカという迷惑な小さな虫もいますので、
虫よけ対策のうえ散策されることをお薦めします。

(きりぎりす)