2019年5月29日水曜日

カルガモ親子ようやく現る!

今年はなかなか現れないな~、
と首を長くして待っていたカルガモの親子が、
本日ようやく確認されました!

発見者は、4月に着任した新人のMさん。
約500m先を泳ぐカルガモ親子によく気づいたものです。
20倍の望遠鏡で見ても、下の写真のようにしか見えません。
(実際にはもっと小さく見えます)















米子水鳥公園は、毎年季節の話題として、カルガモの親子を初確認した時に報道発表しています。
報道発表には写真が必要なのですが、500m先にいるカルガモの親子は写真にならず、野鳥保護区の奥まで歩いていって撮影を試みました。
シーズン初のカルガモの親子は、ネイチャーセンターの近くに現れることが多いので、こんなに遠くまで撮影に出向くことになるのは珍しいです。

500m歩いてようやく現場に着くと、幸いなことに、思っていたとおりの場所に親子がいました。しかし、私の姿を見て、すぐにヨシ原に潜り込んでしまいました。

そこで私は、草むらの中に座り込んで、親子が再び現れるのを待つことにしました。

約25分経ったところで、期待どおり親子が姿を見せてくれて、ようやく報道各社に提供できる写真が撮れました。









































500m先から見たときにはヒナが何羽いるのか分かりませんでしたが、約40~50mの距離で観察して10羽いることが分かりました。
まだ生まれて間もないようで、ヒナたちは幼くてとってもかわいかったです。

近頃、水鳥公園のカルガモ親子は少子化傾向で、初確認される親子のヒナは5羽前後であることが多いのですが、10羽もヒナを連れているのはかなり多い方です。
2000年以降、初確認の親子で10羽以上だったのは5年ぶり5回目です。

今後、ネイチャーセンターの近くに来てくれたらうれしいですね。
これから、第2、第3の親子が続々と現れる見込みです。ぜひかわいい親子を探しにお越しくださいませ♪


そして、上空に飛び交うツバメたちをよく見ると、今年巣立ったばかりの幼鳥が混じっていました。(尾羽が短くて喉の色が淡いのが目印)
ツバメはもう1回目の子育てが終わっているのですね。















(きりぎりす)