ゴールデンウィーク真っ只中の米子水鳥公園には、
まだたくさんのカモが群れています。
一見、キンクロハジロばかりに見えますが、
よく見ると、奥の方にいるのはみんなスズガモでした。
キンクロハジロとスズガモだけでも、
あわせて3000羽くらいいます。
珍しく、ツルシギ5羽とアオアシシギ1羽の群れが長期滞在中です。
ツルシギはいつも夏羽への換羽半ばで去ってしまうので、
今年も5月までには旅立ってしまうと思っていましたが、
水鳥公園で令和元年1日目を迎えてくれました。
嬉しい誤算です。
今日も午前中に前浜に飛来してくれました。
この個体は、ほぼ夏羽が仕上がっていますが、
まだ翼に冬羽が少しだけ残っています。
真っ黒なツルシギが5羽も群れ歩く光景は、
なかなか見られるものではありません。
ツルシギ5羽の群れは、相棒のアオアシシギ1羽といつも一緒に行動しています。
このツルシギもかなり換羽が進んでいますが、
他の4羽よりも白っぽく、雰囲気が異なります。
メスか、オスの第1回夏羽と思われます。
時々、ハマシギの群れもネイチャーセンター前にやってきます。
すっかり夏羽に換羽して、お腹が黒くなっています。
今日はヘラサギが3羽います。
(写真の枠外左にも、もう1羽います)
ヘラサギたちは一日中眠っていて、時々羽繕いをする以外は
ほとんど動きません。
ヘラサギたちもツルシギ同様、予想外の長期滞在中。
3羽とも昨年生まれの非繁殖個体と思われますが、
このまま越夏するつもりなのかな?
飛べないコハクチョウは、今日も元気です。
コブハクチョウは1~2羽いて、
今日もマガモのデコイと遊んでいました。
オオヨシキリのさえずりがにぎやかになってきて、
この時期の米子水鳥公園の音風景らしくなってきました。
(きりぎりす)