飛べないコハクチョウは5月16日を最後に姿を消し、池の奥に群れていたキンクロハジロやスズガモの群れも去り、園内は鳥の姿がすっかり少なくなりました。
そんな中でも、子育てに勤しんでいる鳥たちの様子が観察できます。
ネイチャーセンター横の芝生広場では、ハクセキレイのお父さんが、
わが子のためにアオムシを口いっぱいに捕まえて歩き回っていました。
ネイチャーセンター前浜右手の杭の列に営巣しているカイツブリ。
卵が1個産んであるのをこの春初確認しました。
こちらは、前浜左手の5本杭に営巣中のカイツブリ。
まだ未完成の巣の上で交尾していました。
前浜中央の島に茂るヨシにとまってさえずるオオヨシキリ。
オオヨシキリも、ヨシ原の中で巣作りや育児に追われています。
前浜の草地では、ヒバリが虫探し中。
時々、園内に飛んできて水鳥を驚かせているチュウヒ。
恐らく、この冬から時々飛来していた足環付きの個体で、
昨年6月に石川県で標識された、もうすぐ1歳の若鳥と思われます。
近頃、ネイチャーセンター前浜に愛想がよいダイサギが1羽よくやってきます。
サギ類は警戒心が強く、窓際で人が動くとすぐに逃げてしまいますが、この個体はロールカーテンを上げ下げしても全く気にせずマイペース。
婚姻色が薄れて美しさのピークは過ぎていますが、
背中の飾り羽や純白の羽毛が美しいです。
鳥がめっきり少なくなってしまいましたが、スタッフ一同、一生懸命ご案内させていただきますので、ぜひお越しくださいませ。
もうそろそろ、カルガモ親子が現れる頃(昨年は5/23でした)ですので、カルガモ親子の第1発見者を目指すのはいかがでしょう?
(きりぎりす)