2021年1月9日土曜日

大雪の時は園路に注目!

 8:00頃の園内風景。今日も吹雪です。











8:30頃のネイチャーセンター前風景。

今日も寒波でハクチョウたちは出勤(採食)せず、

丸くなってじっと耐えています。


今日も吹雪と止み間の繰り返しの天気でした。

止み間に陽が射すと、

ハクチョウたちが首を上げて色めき立ちます。

「お?そろそろ食事に出かけられるかな??」










しかし、すぐに次の吹雪がやってくるので、

今日も一日中園内に留まっていました。


ネイチャーセンター前に集まっていたハクチョウたちが、

お昼頃になると池の南岸へと移動を始めました。

面白いことに、水鳥公園のハクチョウたちは、

昼寝は南岸、夜のねぐらはネイチャーセンター前、

と決めているのです。










池の氷の上を歩くカモ。かわいい!



雪原で丸くなるハクチョウたち。

まるで東北や北海道のような光景です。








ネイチャーセンター正面中央の小島で、

さりげなくトモエガモがお昼寝していました。

水平距離およそ30m。かなり近いです。

トモエガモが小島にいるのはとても珍しいです。










園路沿いの樹木の陰で、キジの雄が吹雪を避けて

じっとしていました。


後からメスも出てきて、園路を歩きながら

木の実を拾って食べていました。








キジを観察していた時、
園路に降りて採食している小鳥の中に
見慣れない鳥がいました。
近くにいって確認すると、クロジのメスでした。
水鳥公園初記録です。

地面に落ちている木の実を食べるクロジ。
手前はジョウビタキのメス。


クロジを観察していると、
奥からノソノソと大きな鳥が歩いてきました。
トラツグミでした。
以前園内に現れたときも、このような大雪の日でした。

さらに、園内では珍しいアカハラも現れました。
残念ながら、私は見ることができませんでした。

このように大雪の時は、
鳥たちの食べ物が全て雪に埋もれてしまうので、
雪がなくて食べ物がある場所に小鳥が殺到します。

園路上には、園路沿いに植えてある
樹木の実がたくさん落ちていて、
それらを求めて様々な小鳥がやってきます。

今日は、キジ、キジバト、スズメ、アオジ、
クロジ、カワラヒワ、ジョウビタキ、シロハラ、
ツグミ、アカハラ、トラツグミがいました。
雪が融けると集まらなくなるので、
積雪があるときが観察のチャンスです。

17:30の前浜風景。
昼寝の場所からねぐらの場所へと
ハクチョウたちが戻ってきました。
17:35にはマガンの群れ約280羽がねぐら入りしました。
ハクチョウが採食をあきらめるほどの大雪の中で、
マガンはどこで採食しているのかな?



この寒波はいつまで続くのでしょう。
とても寒いのに満足に食事ができていない
ハクチョウたちが心配です。

(きりぎりす)