今回の寒波は予報どおり、結構きついです。
時々吹雪いて、周囲が全く見えなくなりました。
吹雪のやみ間の風景。
せっかく先日の雪が解けて立ち上がり始めていた
枯れヨシが再びのされてしまいました。
倒れているヨシが風の流れを表していて、
面白い模様が描かれています。
水際のヨシにかかっている水しぶきも凍っています。
米子では珍しいツララもできました。
雪が積もると園内にコハクチョウが居残ります。
今日は18羽いました。
吹雪が厳しく、少しでも風当たりが弱い場所を
求めて園内を右往左往していました。
風あたりが弱い場所を求めているのはカモも同じ。
ネイチャーセンターからみて左手の水域に主に群れていて、
ヨシ原の陰で吹雪をしのいでいました。
この中に、さりげなくトモエガモのオスが1羽います。
14:30頃、大きな鳴き声とともに
オオハクチョウ一家が舞い降りてきました。
今日は時々、コハクチョウやオオハクチョウが
どこからともなく舞い降りてきました。
吹雪がつらくてどこからか避難してきたのかな?
さて、今日一番印象深かったのがオオタカです。
この景色の中でどこにいるのか分かりますか?
拡大すると、こんな感じです。
園路沿いの樹木の繁みに潜んでいて、
時々飛び出してはツグミやカモを狙っていました。
雪にのされたヨシ原に降りていたオオタカ。
ツグミの群れを狙って空振りだったのかな?
なかなか獲物にありつけません。
このオオタカは、9:45ごろからお昼にかけて
このように過ごしていましたが、
13:00頃、ついにカモを仕留めて食べていました。
当然、何度もオオタカに威嚇されて追い払われますが、
こちらも必死。すぐに戻ってきて獲物を狙っていました。
17:20頃、マガンが約400羽ねぐら入りしました。
ハクチョウ類は、
コハクチョウが28羽、
オオハクチョウが25羽、
コブハクチョウが4羽
いました。
オオハクチョウは、中海周辺のすべての個体が集まってきた感じですが、
これまで利用していた塒が凍ってしまって引っ越してきたのかな?
明日はさらに寒波が厳しくなる見込みですが、
どんな鳥風景が見られるでしょう。
ネイチャーセンターの水道管が凍らないことを祈ります。
(きりぎりす)