2022年1月16日日曜日

コハクチョウ急増!マガンもいました!!

日の出目前の6:47の風景。さて、コハクチョウは何羽、園内で夜を明かしたのでしょうか。数えてみたところ、110羽いました。昨日の朝は38羽だったので、期待どおり大幅増です。











真っ暗な園路を歩いて出勤した時に、マガンの声が聞こえました。昨晩はマガンもねぐら入りしたようです。望遠鏡で確認すると、500m先の半島の周りにガンの影がたくさん見えました。ヒシクイの声も聞こえました。
7:05撮影。















見えている範囲のマガンの数を数えていたところ、突然背後からマガンの群れが飛来しました。まさか、これから飛び立とうというときに群れが飛来するとは意表を突かれました。
7:18撮影。

























7:35に採食に出かけたマガンたち。ヒシクイの群れはいつの間にか出かけてしまっていました。飛んでいるマガンの群れに白い鳥が混じっていたので、ひょっとしてハクガン?と色めき立ちましたが、正体はツクシガモでした。ずっと園内で過ごしている鳥なのに、マガンにつられてしまったのでしょうか。
7:35撮影。















マガンの数は正確につかむことはできませんでしたが、400羽前後いたようです。暗い中でマガンの群れから離れた水面に23羽群れていたガンのシルエットがあり、これがヒシクイだったのではないかと思います。

日の出前でまだ暗い中、眠っているコハクチョウの群れの中にコブハクチョウが1羽混じって一緒に眠っていました。明るくなってから観察してみると、この個体はコハクチョウを威嚇せず、仲良く一緒に泳いでいました。コハクチョウに寛容で、上半身がひどく汚れているこのコブハクチョウは「てっちゃん」だと思います。
7:41撮影。















その後、ネイチャーセンター前にやって来たコブハクチョウたち。右は、今朝新たに飛来してきた個体です。てっちゃんらしき個体がこの個体の傍らにやってきて寄り添ったので、あれ?と思ったのですが、特に求愛ディスプレイを交わすことなく、その後別行動をとっていたので、他人同士のようです。8:01撮影。















この見事な汚れっぷり、やっぱり「てっちゃん」っぽい。















ちなみに、今朝確認されたコハクチョウの「吉田さん」。今も安来で元気に暮らしています。月に一度行われている中海のガンカモ調査の際に、毎回同じ場所で確認されています。7:17安来市内で撮影。















後にこの個体は、安来に向かうコハクチョウの群れと一緒に飛び去りました。コハクチョウのねぐら立ちにコブハクチョウが同行する様子は滑稽です。今朝飛来した個体の方は園内に留まりました。

中海に面した堤防の上空を、2羽のノスリが戯れていました。先日のイソシギと同様に殺気が感じられないので、求愛行動かもしれません。
11:41撮影。


























予報どおり、朝は晴天でしたが急速に天気が悪くなり、時々雨が降りました。これからまた寒くなるようですが、鳥たちの様子に変化が見られるか、注目です。

(きりぎりす)