2025年12月28日日曜日

米子水鳥公園 お正月は元旦から




皆さま

今年も大変お世話になりました。

米子水鳥公園は、本日令和7年12月28日が最後の営業日です。

 ネイチャーセンター入り口に門松を飾りました。

 

 新年は1月1日(元旦)朝7:00から開館です。

 新年も職員一同、皆様のお越しをお待ちしています。

 今年一年、誠にありがとうございました。


 米子水鳥公園館長 神谷要 

 

朝焼けの中キツネが現れた!

日の出前に続々とカモ類がねぐら入りしました。
初めにオナガガモの群れが飛来し、
トモエガモの群れがそれに続きました。
窓を開けると、
カモの翼が風を切る「ザザザザーッ」という音が
鳴り響いていました。6:54撮影。





近頃はカモ類が少なめでしたが、
今朝は数千羽のカモで賑わっていました。
7:12撮影。

















マガンは約500羽いて、コハクチョウも2羽いました。
明るくなる前には姿を消していることが多かった
マガンですが、今朝は比較的のんびりしていました。
7:09撮影。













300m先のタカの茂み前まで寄ってきた
マガンの群れ。7:10撮影。












安来の田んぼに採食に出発するマガンたち。
ヒシクイは確認できませんでした。
7:15撮影。












大山のすそ野の日の出位置が赤く染まってきました。
7:20撮影。












マガン半島にキツネが現れました。
とても珍しいですが、近頃目撃情報が相次いでいます。
7:36撮影。












朝焼け風景の中、颯爽と去っていくキツネ。
7:37撮影。













トモエガモの大群は下りずに去ってしまいましたが、
オナガガモ約3000羽の群れに100羽前後が
混じっていました。
池の奥に群れていたカモの群れが
ネイチャーセンター前に寄ってきて、
前浜が賑わいました。8:15撮影。













今朝もソリハシセイタカシギ(アボセット)
2羽は健在です。9:57撮影。















曇天ですが、大山が見えてきました。
9:58撮影。
















今日はネイチャーセンター前浜に群れるカモたちが、
時々驚いて奥へ飛び去りました。
アボセットも釣られて飛び立ちました。
11:52撮影。















アボセットは一日中前浜で寝てばかりいるので、
飛ぶ姿はなかなか見られません。11:52撮影。















アボセットは何度か前浜に戻ってきましたが、
今回は前浜を警戒し、
泳いで500m先のマガン半島に移動してしまいました。
12:21撮影。












オナガガモの群れも遠ざかってしまい、
朝の賑わいが嘘のように前浜が
空っぽになってしまいました。12:54撮影。















近頃は、アボセットが前浜にいるのが
当たり前になっていましたが、
決してそうではないことを痛感しました。

今日、前浜でアボセットが観察できた方は幸運でした。


14:00頃、アボセットが前浜に戻ってきました!
14:19撮影。












さて、米子水鳥公園は今日が開館最終日です。
新年は元旦朝7時から開館し、
「初日の出!コハクチョウ観察会」を開催します。

今年度も元旦の天気予報があまりよくありませんが、
初日の出は拝めるかな?
そして、コハクチョウはいるかな?

今年もたくさんのお客様にご来館いただきまして、
ありがとうございました。
新年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

(きりぎりす)

2025年12月25日木曜日

ツクシガモが8羽に増えた!

これまでずっと遠くにいたツクシガモが、
ようやくネイチャーセンター近くに寄ってきました。
9:10撮影。
















雄の成鳥には額に小さなこぶがあります。
9:11撮影。
















近頃はトモエガモの大群は飛来しませんが、
少数が池のあちらこちらで見られました。
9:12撮影。













隣接している農地の電柱に、
雨でびしょ濡れのノスリがとまっていました。
背景に飛んでいる小鳥の群れは何でしょう?
9:58撮影。
















あらためて小鳥の群れに注目すると、
スズメの群れでした・9:58撮影。













ソリハシセイタカシギは、
いつもはカモ島の手前の浅瀬にいるのですが、
今日はカモ島の右端でずっと過ごしていました。
10:04撮影。















時々ネイチャーセンターの近くに寄ってくる
ホオジロガモ。何かと愛嬌があって、
見ていて飽きません。10:08撮影。
















いつも遠くで潜ってばかりのホオジロガモのオスが、
ネイチャーセンターの近くで長時間潜らずに
羽繕いをしていました。10:09撮影。


ネイチャーセンター前に群れるオナガガモが
少なくなりました。
どこかに引っ越したのかな?10:25撮影。













ネイチャーセンターのそばに
ツクシガモが3羽ずっといるのに、
マガン半島の奥にも5羽いました。
合計8羽いて、今季最多数です。10:31撮影。













ネイチャーセンター前で、
オナガガモのオスが盛んに求愛ディスプレイを
行っていました。
しかし、いまいち熱意が足りないように思いました。
タイムリミットの春までまだ時間があると思って
油断しているのかな?10:58撮影。



つばさ池の水面に、潮目のようなものが見えました。
水面に当たる風の違いによるものと思いますが、
珍しい景色です。11:39撮影。














いつみてもかわいいイソシギ。12:01撮影。















時間がたつにつれて雨風が強まり、
オナガガモの群れがさまよい始めました。
北西寄りに移動。15:55撮影。













今度はネイチャーセンター正面に移動。
その後、いつもよりも早い17時過ぎに
ねぐら立ちしました。16:22撮影。













今晩から降雪が予想されていますが、
これからどの程度降るのでしょう。
夜明けの景色がどうなっているのか気になります。

(きりぎりす)

2025年12月22日月曜日

コハクチョウの群れ

昨日とは打って変わって底冷えのする寒い朝です。

米子水鳥公園は、
寒波が入ってくるとなぜが鳥が少ない気がします。

今朝は26羽を確認しました。
7時30分ごろ飛び立っていきます。













ソリハシセイタカシギは2羽健在です。


(ポタチャン)

2025年12月20日土曜日

早朝開館2025/12/20 

今朝は早朝開館の米子水鳥公園です。
朝6:30に出勤すると前浜に鳥はいませんでした。


望遠鏡でつばさ池の奥の方を観察すると
ヘラサギ2羽やマガン500羽、ヒシクイ100羽などが
ねぐらをとっています。コハクチョウも10羽ほどいました。

















彼らのねぐら立ちを見送ると、
いつの間にか前浜に
ソリハシセイタカシギが帰ってきていました。


夜の間にどこか別の場所へ採餌に
出かけているのかもしれません。

前浜は、コハクチョウのねぐらとなるよう
整備しているのですが、
この整備をありがたいと思っている鳥は
コハクチョウだけではないようです。


ポタチャン

米子水鳥公園は、
冬季の間、土日祝日は朝7:00に開館しています。

令和7年(2025年)は、12月28日(日)まで開館します。

令和8年のお正月は、
元旦   7:00~17:30  7:00から探鳥会を行います。
1月2日(金) 9:00~17:30
1月3日(土)  9:00~17:30
1月4日(日)  7:00~17:30



追記

12/17にも紹介しましたが、
今日も中海のくぼ地を
ハイビーズ(石炭造粒物)で埋め戻す作業が
米子水鳥公園の沖合の中海で行われていました。
これは中海自然再生協議会が実施しているものです。

風向きの関係でかなり騒がしい音が聞こえますが、
意外と鳥たちは驚きません。

公園近くを航行するだけでかなり反応するのに
ちょっと不思議です。












(ポタチャン)

2025年12月19日金曜日

今年もご寄付を頂きました!

毎年、米子水鳥公園にご寄付を頂いている
CameOneの亀尾さまより、
今年も貴重なご寄付を頂きました。










こうして、毎年応援して頂けることが、
私どもの大きな励みになります。
ご支援ありがとうございます!
来年も頑張ります!!

米子水鳥公園を管理する
公益財団法人 中海水鳥国際交流基金財団
については、このページをご覧ください。

(ポタチャン)

2025年12月18日木曜日

シンメトリーなアボセット

今日はとても天気が良くて風がなく、
水面が穏やかで鳥の姿が見やすかったです。
ソリハシセイタカシギ(アボセット)は
今朝もネイチャーセンター前にいて、
水面に姿が映ってシンメトリーになっていました。
9:55撮影。
















つばさ池の手前半分にはオナガガモが群れていて、
それよりも奥にはトモエガモの群れがおらず、
空いていました。9:57撮影。
















ネイチャーセンター南側のヨシ原に、
オオジュリンがいました。
ヨシの茎の皮をはいで虫を食べています。
今季はヨシ原に鳥の気配が薄く、
久しぶりに見ました。10:15撮影。

















ネムノキの梢でジョウビタキのメスが鳴いていました。
しばらく見ていると、12/13の観察と同じく種子を吐き出しました。
樹木の種子分散に貢献しています。10:18撮影。



雪化粧をした大山がきれいでした。
写真の中央下にはアボセットが写っています。
11:36撮影。
















昨日のように、
お昼頃にトモエガモの大群が飛来することを
期待しましたが、今日は飛来しませんでした。
ぽっかりと空いて寂しいつばさ池の奥。11:54撮影。













ずっと前浜で落ち着いていたアボセットが、
そわそわし始めました。14:26撮影。















アボセットの小さいほうが飛び立ちました。
14:26撮影。















マガン半島方面へ飛び去る小さいアボセット。
14:26撮影。
















前浜に取り残された大きいアボセット。
ピッ、ピッ…と鳴いて、相方を呼んでいました。
14:27撮影。















大きいアボセットが相方を追って飛び立つか、
と思われましたが、その前に小さいアボセットが
前浜に帰ってきました。
14:29撮影。















いつの間にかマガン半島の奥にいたヒシクイの群れ。
今季、マガンはあまり昼寝に帰ってきませんが、
ヒシクイは帰ってきます。15:58撮影。















雲が晴れて、大山の全貌がよく見えました。
アボセットは定位置からほとんど動いていません。
15:59撮影。
















しきりに空を警戒するアボセット。
先日は、上空に飛んできたトビを
とても警戒していました。16:19撮影。















飛来して以降、これまでアボセット狙いのお客さまは
あまり来館されなかったのですが、
今日は数名来館されました。
昨日と違ってアボセットが一日中前浜にいたので、
お客さまのご期待にお応えできて良かったです。

アボセットは近年、飛来数、飛来頻度ともに
増加傾向のせいか、以前ほどお客様の注目を
集めなくなってきました。

(きりぎりす)

トモエガモはいつから急に増えたのか?

本日、
中海ではいつからトモエガモが増えたのか、
というお問い合わせがありました。

ここ10年以内に急に増えたという印象ですが、
具体的にいつから増えたのかは
きちんと確認したことがなかったので、
1995年から現在までの個体数をグラフ化してみました。

その結果がこちらです。














これまでは最多で1000羽程度でしたが、
2022年の冬以降、急激に数が増えていることが分かりました。

トモエガモの急激な個体数の増加は
全国的な傾向のようですが、
皆様の地域ではいかがでしょうか?

(きりぎりす)