2025年12月19日金曜日

今年もご寄付を頂きました!

毎年、米子水鳥公園にご寄付を頂いている
CameOneの亀尾さまより、
今年も貴重なご寄付を頂きました。










こうして、毎年応援して頂けることが、
私どもの大きな励みになります。
ご支援ありがとうございます!
来年も頑張ります!!

米子水鳥公園を管理する
公益財団法人 中海水鳥国際交流基金財団
については、このページをご覧ください。

(ポタチャン)

2025年12月18日木曜日

シンメトリーなアボセット

今日はとても天気が良くて風がなく、
水面が穏やかで鳥の姿が見やすかったです。
ソリハシセイタカシギ(アボセット)は
今朝もネイチャーセンター前にいて、
水面に姿が映ってシンメトリーになっていました。
9:55撮影。
















つばさ池の手前半分にはオナガガモが群れていて、
それよりも奥にはトモエガモの群れがおらず、
空いていました。9:57撮影。
















ネイチャーセンター南側のヨシ原に、
オオジュリンがいました。
ヨシの茎の皮をはいで虫を食べています。
今季はヨシ原に鳥の気配が薄く、
久しぶりに見ました。10:15撮影。

















ネムノキの梢でジョウビタキのメスが鳴いていました。
しばらく見ていると、12/13の観察と同じく種子を吐き出しました。
樹木の種子分散に貢献しています。10:18撮影。



雪化粧をした大山がきれいでした。
写真の中央下にはアボセットが写っています。
11:36撮影。
















昨日のように、
お昼頃にトモエガモの大群が飛来することを
期待しましたが、今日は飛来しませんでした。
ぽっかりと空いて寂しいつばさ池の奥。11:54撮影。













ずっと前浜で落ち着いていたアボセットが、
そわそわし始めました。14:26撮影。















アボセットの小さいほうが飛び立ちました。
14:26撮影。















マガン半島方面へ飛び去る小さいアボセット。
14:26撮影。
















前浜に取り残された大きいアボセット。
ピッ、ピッ…と鳴いて、相方を呼んでいました。
14:27撮影。















大きいアボセットが相方を追って飛び立つか、
と思われましたが、その前に小さいアボセットが
前浜に帰ってきました。
14:29撮影。















いつの間にかマガン半島の奥にいたヒシクイの群れ。
今季、マガンはあまり昼寝に帰ってきませんが、
ヒシクイは帰ってきます。15:58撮影。















雲が晴れて、大山の全貌がよく見えました。
アボセットは定位置からほとんど動いていません。
15:59撮影。
















しきりに空を警戒するアボセット。
先日は、上空に飛んできたトビを
とても警戒していました。16:19撮影。















飛来して以降、これまでアボセット狙いのお客さまは
あまり来館されなかったのですが、
今日は数名来館されました。
昨日と違ってアボセットが一日中前浜にいたので、
お客さまのご期待にお応えできて良かったです。

アボセットは近年、飛来数、飛来頻度ともに
増加傾向のせいか、以前ほどお客様の注目を
集めなくなってきました。

(きりぎりす)

トモエガモはいつから急に増えたのか?

本日、
中海ではいつからトモエガモが増えたのか、
というお問い合わせがありました。

ここ10年以内に急に増えたという印象ですが、
具体的にいつから増えたのかは
きちんと確認したことがなかったので、
1995年から現在までの個体数をグラフ化してみました。

その結果がこちらです。














これまでは最多で1000羽程度でしたが、
2022年の冬以降、急激に数が増えていることが分かりました。

トモエガモの急激な個体数の増加は
全国的な傾向のようですが、
皆様の地域ではいかがでしょうか?

(きりぎりす)

2025年12月17日水曜日

トモエガモの大群が飛来して飛び去る

今日は朝からトモエガモの大群がおらず、
つばさ池の奥が空いていました。10:02撮影。
















ソリハシセイタカシギ(アボセット)は
今朝も前浜にいました。10:06撮影。
















これまでトモエガモが埋め尽くしていた
つばさ池の奥には、空いた空間を埋めるように
マガモがまばらに群れていました。10:06撮影。













ウラギクの池の手前の水面に、
トモエガモが少しだけいました。10:06撮影。













水鳥公園の南の中海では、
浚渫船が作業をしていました。10:12撮影。















ここ数日、ずっと前浜で過ごしていたアボセットですが、
突然1羽が東方向へ飛び立ちました。
取り残された1羽は「ピッ、ピッ…」と鳴いて、
飛び去った相棒の応答を待っていましたが、
返答がないので飛び立って後を追いました。10:16撮影。



飛び立ったアボセットは、
つばさ池のはるか奥で2羽が合流し、
マガン半島へ向かいました。10:17撮影。
















ホオジロガモは、70~80mくらいまでは
ネイチャーセンターに寄ってきますが、
すぐにまた遠ざかってしまいます。11:17撮影。
















今日のアボセットは、
マガン半島で長時間過ごしていました。
11:18撮影。















15日以降、数が減っていたトモエガモが、
お昼過ぎに南西から数千羽の大群で飛来しました。
12:14撮影。















動画はこちら。12:17撮影。



大きな魚を持ったミサゴが上空を通過しました。
獲物はボラのようです。
このまま中海の南岸へと飛び去りました。
12:20撮影。
















また園内がオナガガモとトモエガモの大群で
賑わいました。14:44撮影。















トモエガモの大群が一斉に飛び立ち、
ネイチャーセンターの上を通過して南西へ飛び去りました。
その様子は、朝食を終えて一旦昼寝に帰ってきたマガンが、
夕食に再度飛び立つ様子と似ていました。14:47撮影。


マガン半島で過ごしていたアボセットが、
前浜に戻ってきました。16:31撮影。















ヒシクイの群れが帰ってきました。
近頃はハクチョウ類が全く飛来しませんが、
ガン類は今もねぐら入りしてくれています。
16:43撮影。












終日雨天で暗い空の中、
オナガガモの群れは17:13から南西へ飛び立ち始めました。
その頃アボセットは、
ウラギクの池に移動して採食していました。
アボセットにとって、
前浜やマガン半島がねぐらで、
ウラギクの池が採食地なのかもしれません。

(きりぎりす)

2025年12月13日土曜日

アボセットが前浜に居ついた!

ソリハシセイタカシギは、
今朝からネイチャーセンター前(前浜)にいました。
8:15撮影。















オナガガモがずいぶん減りました。
カモ島の手前にまばらに群れるオナガガモの中に
アボセットが混じっています。9:53撮影。
















大山の真下にはトモエガモの大群がいました。
9:54撮影。














オナガガモは水鳥桟橋前に群れていました。
お昼過ぎにかけて数が増えて1200羽くらいに
なりましたが、ピーク時の半分以下です。
9:57撮影。












午前中は天気が良く、
晴天の下でアボセットがじっくり観察できました。
アボセットは頬がふくらんでいてかわいいです。
10:26撮影。















アボセットは寝てばかりで動きが乏しかったですが、
ごくまれに飛ぶこともありました。
10:28撮影。
















アボセットのくちばしの反り具合は、
見る角度によってかなり変わって見えます。
10:31撮影。













エノキの枝先で、
ジョウビタキが盛んに鳴いていました。
観察していると突然、
口から種子をパラパラと吐き出しました。
おいしい果皮だけを消化して、
種子は捨ててしまうようです。
ツグミ類でもよく見られる行動です。
11:20撮影。
















つばさ池の東寄りに帯状にひしめき合うトモエガモ。
昼間は4000羽くらいでしたが、
早朝には一万羽以上いたそうです。
11:58撮影。












大山がふたたび雪化粧をして、
快晴の素晴らしい風景でした。
しかし、先月とは異なり、
コハクチョウの姿はありません。
12:00撮影。
















昨日からハクチョウ類は0羽でしたが、
お昼頃にコハクチョウの家族が飛来しました。
今日初めてのハクチョウです。13:29撮影。












一日中前浜にいたアボセット。
午前中は逆光ですが、午後は順光になり、
眼にキャッチライトが入ります。14:30撮影。












マガン半島先端でくつろぐコハクチョウ一家と
ツクシガモ。14:33撮影。













水鳥公園南東方向の中海湖上を
ユリカモメの群れが飛び交っていました。
14:51撮影。













カワウが羽を干しながら眠ろうとしていました。
どっちかに専念したほうがよいのでは?
15:30撮影。



昼間ほとんど動かなかったアボセットが、
ようやく活動を始めました。
前浜で採食するアボセット。16:04撮影。



食事が終わると、
水浴びと羽繕いを始めました。
16:07撮影。



アボセットは前浜を気に入ってくれたようなので、
明日以降も目の前で見られるかもしれません。
しかし、今晩から明日にかけて雨予報なのが残念です。

(きりぎりす)

2025年12月12日金曜日

ようやくアボセットが目の前に来た!

今朝もソリハシセイタカシギ(アボセット)2羽が
マガン半島の岸辺にいるのが確認できたのですが、
その直後にネイチャーセンター前に寄ってきました。

シギ島のうしろを泳ぐアボセット。8:36撮影。















つばさ池北西部にはオナガガモが
約3000羽群れていました。8:36撮影。













つばさ池東部にはトモエガモの大群が二ついました。
北側の群れ。8:36撮影。













そして、南側の群れ。
合わせて3500羽以上いました。8:36撮影。













アボセットがついにカモ島に寄ってきました。
10:23撮影。












10:23撮影。























しかし、この時は島にあがらずに飛び立ち、
マガン半島に戻ってしまいました。10:24撮影。



























その後もカモ島に寄ってきたアボセット。
ついにカモ島の縁の浅瀬に立ちました。
こうして近くでみると、
左の個体のほうが体が大きく色が鮮やかなのに対し、
右の個体は体が小さく色が淡いことに気づきました。
くちばしの反り具合には差が見られませんでしたが、
大きいほうがオス、小さいほうがメスではないかと
思いました。2羽とも第1回冬羽です。
11:48撮影。















カモ島の右寄りにあがってくつろぐアボセットたち。
13:09撮影。















すると突然、
左の個体にオナガガモが体当たりしました。
13:10撮影。















そのまま画角の外へ押し出されるアボセット。















ツクシガモが4羽になりました。
新たに合流したのは2羽ともメスで、
左から2羽目のオスの大きさが際立っていました。
13:17撮影。












いつも300m以上先にいるホオジロガモのオスが
100m以内に寄ってきていました。
しかし、潜水するとあっという間に
はるか先に遠ざかってしまいました。
15:02撮影。















ホオジロガモのメスも寄ってきていました。
15:07撮影。
















今日はカモ島で長時間くつろいでいたアボセット。
夕方にはまたマガン半島に戻ってしまいました。
明日以降もカモ島に寄ってきてくれたらいいですね。
15:10撮影。















安来の田んぼに本格的に水が張られ、
園内にハクチョウがほとんど帰ってこなくなりました。
今季もいよいよ「ハクチョウ氷河期」に突入です。

カモ類はたくさんいるのですが、
そのほとんどはトモエガモとオナガガモで、
それ以外のカモが少ないのが気になります。

(きりぎりす)