2017年8月23日水曜日

キジバトが子育てを始めました

8月20日に、園内で木の枝をくわえたキジバトとすれ違いました。
キジバトが向かった先を見てみると、
木の茂みの中に巣を作っている最中でした。

園内の多くの小鳥たちは、もうヒナが巣立っていますが、
こんな時期から繁殖を始めるのは、
繁殖時期を選ばないキジバトならではかもしれません。
















木の枝を雑に積み重ねて、隙間だらけの巣を作っています。















木の葉の合間から、私の様子をうかがう親鳥。
いずれも8月20日撮影です。


8月23日現在、親鳥が巣にじっと座っています。
抱卵に入っているのかもしれません。

子育てがうまくいくように祈りながら、
そっと見守ることにしましょう。

追伸:
オオバンも23日現在、抱卵中です。
巣作りしているのを見つけてから1か月以上たつので、
そろそろひなが生まれてもよさそうですが、
まだヒナの姿は確認できていません。
なお、オオバンの抱卵期間はおよそ3週間だそうです。

(きりぎりす)

2017年8月20日日曜日

カワセミが眼下にやってくるようになりました

















米子水鳥公園では、秋になると親離れしたカワセミの若鳥が
ネイチャーセンターの目の前の杭にいつくようになることがあります。
今年は、まだ八月というのにそんな鳥がやってきました。
昨日から、センターの前でずっとダイビングを繰り返しています。

2017年8月19日土曜日

ロシア沿海地方と交流

鳥取県の交流事業でロシア沿海地方環境団体「ロストク」と交流をしました。
一緒に中海クルージングや中海環境フェア―・フェスタに参加したり、
エコ行燈づくりをしました。

 また、学習交流会では、日頃の活動を
ジュニア・レンジャークラブとラムサールこどもクラブの
それぞれのメンバーから発表してました。
ロシアのグループと同じような活動をしていたり、
同じような生き物を観察したりしていてとても興味深かったです。














また、米子水鳥公園では、8月20日~8月31日まで、特別に中海環境フェアーで展示したロシア沿海地方の写真を展示します。ぜひ一度ご覧ください。

2017年8月17日木曜日

サルハマシギ

















午前中に、ネイチャーセンターの前に見慣れないシギを発見!!サルハマシギでした。


まだ、夏羽が多く残っている個体でした。

ポタちゃん









2017年8月14日月曜日

池の水生植物調査

毎年米子水鳥公園では、つばさ池のいて水生植物の調査をしています。

今年は、学芸員実習の学生さんと一緒に調査しました。
調査をしていると今年は、これが水鳥公園の池の中からドーンと出てきました。









ウミ坊主? ウミブドウ?   
どちらも、違います。







ボートのオールに引っかかってきた 「シャジクモ」 です。
シャジクモは独特のにおいがします。
また、食べても、もそもそして美味しくなさそうです。



2017年8月11日金曜日

気になる視線

現在、ネイチャーセンターの前右手に見える、
杭の列の真ん中で抱卵中のカイツブリ。

いろいろな鳥がとまる場所なので、子育ての場所には不向きと思っていましたが、いまのところ特に大きな問題もなく抱卵を続けています。

しかし、今日は心配していたとおりの状況になりました。
















カイツブリの巣の近くの杭にとまるコサギ。
コサギは特にカイツブリの巣を意識しておらず、
親鳥も警戒していません。
















ところが、その後コサギが次々と杭の列にとまり始めました。
















コサギの中には、カイツブリの巣の直近の杭にとまるものが現れました。
さすがにこれには親鳥は黙っておらず、
立ち上がってコサギをにらみつけ、警戒の声を上げていました。
お腹の下には卵が2個見えます。
この緊急事態に、普段は遠くへ出かけている番い相手も巣のそばを離れず、
コサギの動向を監視していました。


動画はこちら。


このコサギも、特にカイツブリの卵を盗んでやるぞ、
という様子ではなかったのですが、
時々カイツブリをじっと見つめるのが気になります。
親鳥も、コサギのこの視線がいやなのでしょう。
コサギの視線がそれると、親鳥は抱卵を再開して、
巣材の補充や羽繕いをしていましたが、
やっぱり落ち着かない様子でした。

結局、その後もコサギたちは何もせずに解散し、杭の列から去りました。
カイツブリも一安心です。

さて、この巣は卵が4つあったのですが、いつの間にか2個に減っていました。
過去に、この辺りで子育てをしていたカイツブリの巣で、
ヒナがふ化する度にヒナの姿が消える怪現象がおきていました。
http://yonagomizutori.blogspot.jp/2016/08/blog-post.html
今回も同じことが起きていないか心配です。

(きりぎりす)

オオバンの巣が襲われた!

8月6日の出来事です。

この日は、朝からオオバンの巣に親鳥がいませんでした。

午後になっても親鳥が巣に戻らず、
どうしたのかな、と思っていたら、
16:40頃、何とオオバンの巣にチュウヒが舞い降りました。
巣の卵を狙っているのでしょう。

すると、どこからか親鳥が大急ぎで巣に戻ってきて、
チュウヒを懸命に威嚇しました。
普段は片親しか見かけませんでしたが、
この時は両親でかけつけて大声で鳴き、
水を跳ね上げてチュウヒを威嚇していました。
















チュウヒを威嚇するオオバンの親鳥。
写真中央右寄りのヨシの陰にチュウヒがいます。

















親鳥の迫力に圧倒されたのか、
チュウヒは飛び去りました。
卵をくわえておらず、くちばしも汚れていないので、
卵の捕食は未遂に終わった、と願いたいです。
巣内の卵の安否が気になります。

それにしても、チュウヒが巣を襲うとは驚きました。
チュウヒはふつうはこの時期にはおらず、
いても稀に現れるだけなので、
巣を襲うとしたらカラスかイタチだろうと思っていました。
予想外の天敵の襲撃でした。
















チュウヒが去った後も、興奮が冷めない様子の親鳥たち。
しばらく巣のそばをウロウロしていました。


そして、台風の影響で風雨が強まった7日、8日を迎えましたが、
オオバンは巣に戻って、嵐の中で抱卵を再開していました。
どうやら卵は無事だったようです。
嵐を乗り越え、今日も抱卵を継続しています。

どうか、鳥取県初の繁殖が成功することを祈ります。

(きりぎりす)