コハクチョウの吉田さんとさび色のコブハクチョウがつがいになった件で、
昨日は丸一日コブハクチョウの姿がありませんでした。
またつがい相手を置き去りにしてどこかへ行ってしまった、と思っていたら、
15:20頃にさび色のコブハクチョウが現れ、吉田さんと寄り添いました。
一日半ぶりの再会で、興奮を隠せないコブハクチョウ。
吉田さんもちょっとうれしそう?
吉田さんは、
頼もしいボディーガードを得て安心したのか、
コブハクチョウの隣で眠ってしまいました。
かまってもらえず、つまらなそうなコブハクチョウ。
吉田さんにかまってもらえないコブハクチョウは、
吉田さんから遠く離れたお気に入りのデコイの元に向かい、
いつもどおり遊び始めました。
コブハクチョウがデコイと遊んでいる間に、
吉田さんはいつものお気に入りの場所に移動し、
水草を食べていました。
デコイとたっぷり遊んで満足したコブハクチョウは、
再び吉田さんの元へ向かいました。
そして、熱烈な求愛ディスプレイを始めました。
さび色のコブハクチョウが、
つがい相手を置き去りにして長時間どこかへ行ってしまったり、
デコイと遊んだりする様子を観ると、浮気性な印象を受けます。
ハクチョウ類はつがいのきずなが強く、
生涯連れ添うと言われていますが、
このコブハクチョウは実は他にもつがい相手がいるのではないか?
と疑ってしまいます。
園内で外来種と在来種のハクチョウが異種間でつがい形成するという異常事態に、なんとも複雑な気分ですが、コハクチョウ、コブハクチョウの生態の一端を知る貴重な機会でもあります。引き続き動向に要注目です。
(きりぎりす)