2020年10月17日土曜日

のごまつり開幕!

昨日行いました鳥類標識調査で、

期待どおりノゴマがたくさん捕獲できました。

今年もノゴマ祭り開幕です。


今日はノゴマの他にも、

いろいろな鳥が捕獲できました。


ノビタキ 雄・第1回冬羽。

水鳥公園で雄が捕獲されるのは珍しいです。











オオムシクイ 性不明・第1回冬羽。

もっと捕獲できるかと期待していたのですが、

1羽だけでした。











ウグイス 雄・第1回冬羽。

今年の鳥類標識調査で初認です。

メスが捕獲されることが多いので、

オスは久しぶりです。











昨日の調査結果(2020年10月16日)

・ノゴマ    41羽

・ウグイス   1羽

・コヨシキリ  35羽

・セッカ    1羽

・ノビタキ   3羽

・オオムシクイ 1羽

以上、6種・82羽(すべて新放鳥)


初認以降、全く姿を見せてくれなかった

ノゴマでしたが、

今日はいつもの場所に姿を見せてくれました。

足環が付いているので、昨日の調査で標識した

個体かな?















ようやくノゴマの渡りが
本格化しているのが確認できましたが、
もう昨年のピークに近い数が捕獲されました。
これから数が減っていくのか、
さらに多くなるのか、どちらでしょう?


今日は午後から天気が良くなり、
青空と大山、コハクチョウ、
数千羽のカモの群れと、
なかなか良い鳥風景でした。

















7日の初飛来以降、コハクチョウはずっと
園内に留まっているので、
昼間でも観察できてありがたいです。
池の水草が食べつくされ次第、
昼間は安来の田んぼに
採食に出かけるようになるので、
昼間に園内にコハクチョウがいる様子を
観察したい方は、お早めにお越しください。
来週末にはコハクチョウの「通勤生活」が
始まる見込みなので、
明日が最後のチャンスかもしれません。


おまけ:
今日一番驚いたのは、こちら。
カイツブリのヒナです。
















夕方、お客様に鳥のご案内をしている際に、
ネイチャーセンター前浜左手の水面に、
小さな鳥影が見えたので、
望遠鏡で確認したら、
カイツブリの幼いヒナでした。

10月10日に最後の巣の抱卵が放棄されて以降、
もうカイツブリの子育ては終わったものだと
思っていたので、
この時期にこんなに幼いヒナが現れるとは
びっくりです。
どこの巣の出身かな?
冬本番になるまでに一人前に成長できるのか、
心配です。

(きりぎりす)