2023年8月18日金曜日

秋の渡り調査を始めました!

お盆も明けまして、米子水鳥公園では秋の渡り調査として、今年も鳥類標識調査を始めました。

8月13日から調査を始めているのですが、ちょうど台風接近で天候が荒れて、今朝も早朝は雨天だったので、まだ思うように調査が捗っていません。


今日標識放鳥できた鳥たち。

オオヨシキリ 性不明・第1回冬羽。幼羽から換羽が終わった個体で、一見成鳥のように見えます。まだ外側の初列風切が伸長中でした。
















オオヨシキリ 性不明・幼鳥。第1回冬羽に換羽する前の個体は、全身幼羽でボロっとしています。















シマセンニュウ 性不明・成鳥。はじめに成鳥が飛来し、遅れて幼鳥が到着します。









今日の調査結果:

・オオヨシキリ  N2

・シマセンニュウ N3

以上、2種類・5羽新放鳥。


この時期に捕獲できる主要メンバーばかりでした。これからシマセンニュウが増えてくる見込みです。


おまけ。

鳥を捕獲する道具で、ツマグロバッタも捕れました。草むらで普通に見られるバッタですが、なぜか園内ではこれまで見かけたことがなく、初記録と思われます。










このように、鳥類標識調査では鳥以外の生きものも捕獲されることがあります。


このほか、園内のミズキにコムクドリがやってきて実を食べていました。オス3羽が確認できましたが、他にもう1羽いました。
















この時期は、シギ・チドリ類など水辺の鳥ばかりに目が向きがちですが、樹木の茂みやヨシ原にも秋の小鳥がやってくるので要チェックです。

(きりぎりす)