9月30日~10月1日に、日本鳥類標識協会全国大会が島根県出雲市で開催され、私は実行委員として参加し、米子水鳥公園のシマセンニュウ、コヨシキリの調査について発表させて頂きました。
10月1日の早朝には、島根県で行なわれている鳥類標識調査が披露され、日本各地から集まった参加者が興味津々に調査の様子を見学し、質問を寄せていました。コヨシキリが多く捕獲されたほか、シマセンニュウの成鳥と幼鳥の違いや特徴を、参加者の皆さんが実際に鳥を手にとって興味深く観察していました。
この大会では、山陰地方が日本で最も多くのシマセンニュウを標識放鳥している地域であり、シマセンニュウの秋の渡りの大変重要な中継地となっていることが再認識されました。
そして、いまだによく分かっていないシマセンニュウの渡りルートを、各調査地同士で情報を共有しながら解明していきましょう、という提案がなされました。
大会終了後、米子水鳥公園に関心を持って下さった県外からの参加者が水鳥公園に立ち寄り、スタッフと鳥の話題で盛り上がりました。
日本各地で鳥の調査に取り組んでいる方々から見ても、米子水鳥公園はとても興味深く、魅力的な野鳥の生息地なのです。
(きりぎりす)