2020年7月18日土曜日

幻のヤンマをじっくり観察!

まずは、近頃の鳥たちの様子。

大雨から明けて好天が続いているおかげで、
杭の列に営巣しているカイツブリの巣が
ようやく落ち着いてきました。
現在、卵を少なくとも3個抱いています。
これは昨日撮影した写真ですが、
今日はもっと巣材が高く積まれていて、
より安定感が増しています。
















カルガモの親子は、いつでも園内のどこかで
観察できるようになりました。
これは、ネイチャーセンター正面の真下で
お昼寝するのがお決まりの親子。
母親に見守られながら、
ひしめきあって眠るヒナたちがとてもかわいいです。
































そのほかの鳥たちの様子には、
特に変化はありません。

そして、今日一番のサプライズはこちら。
マルタンヤンマです。


















園内で生息は確認されていましたが、
標本が1体あるだけで写真は皆無のトンボです。
お昼ごろに、常連のKさんが発見して教えて下さいました。

Kさんに現場を案内して頂いたところ、
まだ未熟な個体のせいか、近づいても全く逃げず、
じっとしていたのでじっくりと観察できました。
マルタンヤンマは、
夕暮れ時に園内上空を飛び交う姿は時々見ていたものの、
静止している姿を見たのは初めてだったので、
感激しました。

このように、園内で見つかった生物について、
お客様が発見して教えて下さることで初確認できたり、
初めて記録写真が撮影できたりした事例が多々あります。

Kさん、ありがとうございました~!

(きりぎりす)