今日は、待ちに待った
子ども自由研究応援企画
「虫捕りトラップで昆虫採集!」の2日目、
「採集編」です。
3日前に作って森の中に仕掛けたトラップを
いよいよ回収します。
中はどうなっているかな~!
いっぱい捕れているといいな~!
はじめに私が代表して、
トラップの回収の手順を披露しました。
トラップの中に危険な虫がいないか、
中を覗いて確認してから、
慎重に木からトラップを外して…
虫かごの中に中身をあけます。
すると…。
中身はこんなことになっていました!
うごめく虫の数々で虫かごの底が見えません。
これは、餌である腐った果物を
取り除いた後の様子です。
ワシャワシャと虫たちがうごめく音が響きます。
自分が仕掛けたトラップで捕れた虫で
一杯になった虫かごを覗き込む子どもたち。
さて、どんな虫が捕れたのか、
ネイチャーセンターで調べてみましょう。
虫かごの中にうごめく虫たちを
種類ごとに仕分けして、
何が何匹捕れたのか、
記録表に書き込んで集計しました。
集計結果がこちら。
9個のトラップを仕掛けて3日目に回収した結果です。
シロテンハナムグリ160匹を筆頭に、
15種類308匹が捕れました。
なお、ここに記録されている
シロテンハナムグリの中には、よく似ている
シラホシハナムグリもかなり紛れていると思われます。
虫捕りトラップの予想以上の威力に、
職員も含め、皆さん唖然としていました。
採集した昆虫は、一部は標本にして、
残りは全て元の森へ放しました。
虫たちは元気に四方八方に散らばり、
森の中へと姿を消しました。
この企画では、トラップを使った昆虫採集で
取り組むことができる自由研究のヒントを紹介し、
自由研究としてどのようなことを
どのように記録すれば良いか、
説明しました。
今回勉強したトラップをお家でも作ってみて、
ご近所の虫がいそうな場所に仕掛けて、
楽しく昆虫採集をしていただければ幸いです。
そして、充実した自由研究に発展したら
さらにうれしいです。
次の自由研究応援企画は、
8月1日(土)に開催予定の「標本箱を作ろう!」です。
この企画では、ただ単に標本箱を作るだけではありません。
昆虫の標本づくりに欠かせない昆虫針が入手でき、
昆虫の標本の作り方や大事なポイントを詳しく勉強できる、
大変おすすめの企画です。
まだ空席がありますので、
興味がある方は是非、お電話にてお申し込みください。
詳しい情報はこちら!
(きりぎりす)