2020年7月9日木曜日

草刈りしながらいろいろ発見!

今日は、週に一度の草刈りの日です。
ネイチャーセンターでの野鳥のご案内は
解説ボランティアさんにお任せして、
職員5名で保護区内の草刈りを行いました。














すると、地面に空いた2個の穴と、
卵の殻が散らかっているのを発見。














丸くて石灰質の卵殻から、ニホンスッポンの卵です。
卵殻はどれもきれいなので、
子ガメが孵化して脱出した跡だと思いたいのですが、
天敵に掘り出されて食べ散らかされた跡の可能性もあります。
どちらかというと、食べられた可能性の方が高いかも?















今度は、ブィ~ンと私の足元に何かが飛んできました。
キボシカミキリでした。















黄色の水玉模様がおしゃれな、
かわいいカミキリムシなのですが、
イチジクの害虫として嫌われています。














さらに草刈りを進めていると、
刈り払い機の刃の下から意外な虫が顔を出しました。















なかなか立派なミヤマクワガタのオスです。
園内でオスが見つかったのは初めてです。
過去にメスが1匹確認されていますが、
それに次ぐ園内2例目の貴重な記録。















それにしても、なぜ周りに木がない、
池のほとりの草むらから、
森林昆虫である
カミキリムシやクワガタムシが出てくるの?
本来ならば、
バッタやカマキリやカエルなどが
出てくるべき環境ですが??


このように、保護区内の池の岸辺で草刈りをしていると、
林にいるはずの虫と出会うことが時々あります。
不思議ですね。
そして、虫好きな私の下にわざわざ現れるのも、
これまた不思議。

来週も作業をする予定でしたが、
今日で予定範囲すべての草刈りを終えることができました。
雨が降ると作業ができないので、
梅雨の貴重な晴れ間に終えることができて良かったです。
これで安心して夏休みを迎えられます。

あとは、夏休みイベントの準備を頑張らねば!

(きりぎりす)