2021年2月17日水曜日

犯行現場

今朝出勤してみると、

妙に館内が散らかっていました。


ネイチャーセンターは木造の隙間だらけの建物なので、昨晩の強風で屋根裏の埃が降ってきたのかな、と思いましたが、どうやらそれだけではないようです。


現在実施中の「鳥の正面顔総選挙」の選挙ポスター掲示の下に散らばる、つる植物の実。

よく見ると鳥の糞も落ちていました。

しかも、あちらこちらに。








散らかっている現場の上を見上げると、つる植物で作られたリースがありました。
きちんと編み込んであったはずの蔓が、大きく垂れ下がっていました。





どうやら、閉館中に小鳥が館内に侵入して、リースの実を食べ漁ったようです。
昨晩はとても寒く吹雪いていたので、小鳥が避難してきたのでしょう。
そして、避難先で思いもよらぬ非常食を見つけて、大喜びで食べていったのでしょう。

観察ホールへ上がる階段上のリースも被害に遭いました。





これまでにも、小鳥が夜間に館内に侵入して糞をあちらこちらに落とされたことは何度もありましたが、リースを食い荒らされたのは初めてです。まさか、室内の実が食害されるとは思いませんでした。
開館前にこれらの掃除に追われたのは、言うまでもありません。

すでに犯人の姿はありませんでしたが、日中に屋根裏をうろつくイソヒヨドリを職員が確認しています。現行犯ではありませんが十分怪しい。重要参考人ですね。

さて、明日の朝も食い散らかされていなければよいのですが。

(きりぎりす)