2021年2月13日土曜日

コハクチョウの北帰行を確認!

現在、コハクチョウの北帰行監視期間中ということで、

日の出前から園内のハクチョウの様子を観察していました。


6:39の風景。天気が良く、風も弱く、

昼間はかなり暖かくなる予報で、

なかなかの北帰行日和です。











ヒシクイが16羽いました。











なかなかいい条件なのですが、

園内のコハクチョウからは、いまいち北帰行ムードが感じられません。

今日も旅立ちは無しか、と思っていたら、

8:20に南西方向からコハクチョウの編隊が飛来!

大きな声で鳴いていて、いつもより高く飛んでいたことから、

渡りの群れの可能性大です。この群れの行く先に注目しました。


水鳥公園の横を通過した後、

大山の前を南から北へと横切るコハクチョウの群れ。

群れの上に見える白い背景は、中の原スキー場のゲレンデです。









大山の前を横切ったコハクチョウの群れは、

米子市街地上空を通過して北東方向へ飛び去りました。

34羽の群れでした。



















これ以降は、北寄りに飛び去る群れは確認できませんでした。

一方、園内はコハクチョウ105羽、オオハクチョウ17羽と、

北帰行前にしてはいまいち数が増えておらず、

渡り直前に特有の興奮も感じられませんでした。

水鳥公園をねぐらとしている群れは、まだ旅立つ気がないようです。


日中、田んぼに出かけずに園内でのんびり過ごすハクチョウたち。

コハクチョウ43羽、オオハクチョウ11羽が居残りました。










白髪頭のカワウ。

繁殖期に入り、婚姻色が現れた姿です。








大きなコノシロをつかんで現れたミサゴ。
















近頃、園内でよく見かけるようになったハチジョウツグミ。
















これまた、近頃時々現れるようになった、
デコイと遊ぶコブハクチョウ。
この独特な行動パターンと、上半身の汚れ具合から、
昨年の春にコハクチョウの「吉田さん」とつがいになった
「てっちゃん」ではないかと思います。
















てっちゃんが水鳥公園にやってくるようになってきたのも、
春の兆しかもしれません。

(きりぎりす)