2021年6月26日土曜日

この時期は昆虫ウォッチングがオススメ!

 毎年6月は、一年で最も鳥が少ない時期です。そんなときは、園路を散策して昆虫ウォッチングをしてみてはいかがでしょうか。特に、マサキという樹木でいろいろな虫が見られます。まずは、今日マサキで見られた虫をご紹介します。

全身に細かい毛が生えているオオコフキコガネ。触り心地がよさそうです。










緑色の金属光沢が美しいシロテンハナムグリ。カラーバリエーションが色々あって面白いです。樹液にもよく集まっています。










ハナムグリ。シロテンハナムグリと同様に緑色の金属光沢が美しいですが、より緑が濃くてツヤが弱く、わき腹が毛深いです。










今日もいましたオオキンカメムシ。背中の汚れ具合から、一昨日見た個体と同じ。ほぼ同じ場所にいました。









2匹目のオオキンカメムシも、一昨日と同じ場所にいました。相変わらず紫色にテカっています。









カノコガ(上)とスガの一種。マサキにいるからマサキスガかな?両種とも水玉模様がおしゃれです。









続いて、マサキ以外で見られた虫です。

園路沿いに咲いているキンシバイの花の中には、マメコガネがいました。










グミの葉っぱをたべて一休み中?のヒメコガネ。これもカラーバリエーションが多くて面白いです。










オスとメスで全く模様が異なるメスジロハエトリ。これはオスで、葉の裏にもう1匹、ライバルのオスがいて、互いにけん制し合っている様子が面白かったです。









地表を歩く怪しい虫。オオヒラタシデムシの幼虫です。










そして、本日初認のカブトムシ!
いよいよ今年も「カブトムシーズン」到来です。ただし、園内で見つけてもつかまえちゃダメ。観察するだけですよ!














こちらは、昨日カブトムシの木の下に落ちていた、ノコギリクワガタとヒラタクワガタの残骸。ネコかカラスに先を越されてしまいました。元気な姿で会いたかったです。














昆虫は多種多様なので、観察対象にすると退屈しません。ただし、観察に夢中になりすぎてじっとしていると、カやヌカカに刺されますので、虫よけ対策万全でお楽しみください。種類が分からないときは写真を撮って、ネイチャーセンターの図書コーナーで調べるか職員にお尋ねください。わかる範囲でお答えします。



一方、今の鳥の様子。
カルガモの親子が今日は8組確認されました。

ヒナ9羽の親子。このようにいつも広範囲に散らばって行動していますが、親鳥がしっかり守っているようで、ヒナの数が減りません。
















ヒナ8羽の親子。この親子はまとまりがいいですね。ヒナはやや成長しています。
















そして、今最も幼いヒナを連れているのが、この一人っ子の親子です。
















もう一組ヒナ1羽の親子がいますが、こちらは対照的に、ヒナの成長が最も進んでいます。

















カイツブリは、柵や杭での営巣はあきらめ、ヨシの株の根元に引っ越しました。現在2か所で抱卵中です。カラスに監視されていることに変わりはありませんが、大丈夫かな?





























(きりぎりす)