毎年6月は、一年で最も鳥が少ない時期です。そんなときは、園路を散策して昆虫ウォッチングをしてみてはいかがでしょうか。特に、マサキという樹木でいろいろな虫が見られます。まずは、今日マサキで見られた虫をご紹介します。
全身に細かい毛が生えているオオコフキコガネ。触り心地がよさそうです。
緑色の金属光沢が美しいシロテンハナムグリ。カラーバリエーションが色々あって面白いです。樹液にもよく集まっています。
ハナムグリ。シロテンハナムグリと同様に緑色の金属光沢が美しいですが、より緑が濃くてツヤが弱く、わき腹が毛深いです。
今日もいましたオオキンカメムシ。背中の汚れ具合から、一昨日見た個体と同じ。ほぼ同じ場所にいました。
2匹目のオオキンカメムシも、一昨日と同じ場所にいました。相変わらず紫色にテカっています。
カノコガ(上)とスガの一種。マサキにいるからマサキスガかな?両種とも水玉模様がおしゃれです。
続いて、マサキ以外で見られた虫です。
園路沿いに咲いているキンシバイの花の中には、マメコガネがいました。
グミの葉っぱをたべて一休み中?のヒメコガネ。これもカラーバリエーションが多くて面白いです。
オスとメスで全く模様が異なるメスジロハエトリ。これはオスで、葉の裏にもう1匹、ライバルのオスがいて、互いにけん制し合っている様子が面白かったです。
地表を歩く怪しい虫。オオヒラタシデムシの幼虫です。
そして、本日初認のカブトムシ!
いよいよ今年も「カブトムシーズン」到来です。ただし、園内で見つけてもつかまえちゃダメ。観察するだけですよ!
こちらは、昨日カブトムシの木の下に落ちていた、ノコギリクワガタとヒラタクワガタの残骸。ネコかカラスに先を越されてしまいました。元気な姿で会いたかったです。
昆虫は多種多様なので、観察対象にすると退屈しません。ただし、観察に夢中になりすぎてじっとしていると、カやヌカカに刺されますので、虫よけ対策万全でお楽しみください。種類が分からないときは写真を撮って、ネイチャーセンターの図書コーナーで調べるか職員にお尋ねください。わかる範囲でお答えします。
一方、今の鳥の様子。
カルガモの親子が今日は8組確認されました。
ヒナ9羽の親子。このようにいつも広範囲に散らばって行動していますが、親鳥がしっかり守っているようで、ヒナの数が減りません。
ヒナ8羽の親子。この親子はまとまりがいいですね。ヒナはやや成長しています。
そして、今最も幼いヒナを連れているのが、この一人っ子の親子です。