今日は野鳥保護区内の草刈りの日です。
3週間にわたって作業を行い、今年は悪天候で作業が中止にならず、順調に予定範囲を刈り終わることができました。
草刈り後の岸辺。見通しがよくなり、ネイチャーセンターからよく見渡せるようになりました。水鳥たちも池と陸地を往来しやすくなり、天敵を見張りやすくなって喜んでくれていると思います(茂みに隠れたい生き物にとっては迷惑でしょうが)。
また、作業中に岸辺からアカアシシギが1羽飛び出してきてびっくりしました。ネイチャーセンターから望遠鏡で見渡した範囲では存在に気付きませんでした。望遠鏡で見える場所に現れてくれると嬉しいですね。
これで、7月までは草刈りを行わなくてもよさそうです。
今後の草刈りスケジュールは、7月に2回目を行い、夏休み期間中は休止。9月に最後となる3回目を行って、10月から続々と飛来する冬鳥たちの受け入れに備える予定です。
それにしても、今日は作業現場にヌカカ(干拓虫)がすさまじい数いて大変でした。ヌカカは毎年梅雨時に中海北岸の地域に大発生する吸血昆虫なのですが、今が発生期の真っただ中です。しかし、肌の露出を最小限にして、露出部には虫よけを塗って作業を行ったので、ほとんど刺されませんでした。
ヌカカは疎ましいですが、対策をとれば被害を避けることができます。ネイチャーセンターに対策グッズを備えてありますので、ご来館の際にはぜひご活用下さい。
(きりぎりす)