梅雨明け直前に見舞われた大雨で、池があふれてしまった米子水鳥公園ですが、梅雨が明けて猛暑が続いた結果、ようやく池の水位が正常な位置に下がりました。
ネイチャーセンター前の水位は44cm。通常の水位が35cm~45cmくらいなので、正常値に戻りました。
大雨の時は濁っていた池の水も澄み渡り、底がはっきり見えるようになりました。水底に見える黒いまだら模様は、藻の塊です。
ネイチャーセンター右手に見えていた、枕木で囲われた小島も、久しぶりに水面に現れました。もうカルガモたちがあがって、くつろいでいました。
池の透明度が上がり、池の生態系の最重要植物、リュウノヒゲモが茂って水面から葉が露出しています。こうなると水面の波が抑えられ、カイツブリの浮巣が安定します。
今日確認できたカイツブリの巣は2か所です。しかし、桟橋向かいの巣はハシブトガラスに襲われたかもしれないので、現在確実に活動中の巣は1か所です。
長らく使用中止になっていたメダカ池も、本日から利用できるようになりました。しかし、浮いてしまった橋は修繕中なので、まだ渡れません。
メダカ池の周囲の水はひいたので、池の周囲を歩いてメダカとりをすることはできます。
園内では、巣立った幼鳥を連れた鳥の親子が見られました。
ハシブトガラスの親子。左の1羽が幼鳥です。暑いのでみんな口が開きっぱなしです。
ムクドリの親子もいました。この写真は幼鳥です。
こちらも暑さで口が開きっぱなしでした。
この他にも、コムクドリが1羽いました。他にも数羽一緒にいたかもしれません。
現在、鳥取県西部で新型コロナウイルスの感染が急拡大し、鳥取県版新型コロナ特別警報が発令されたことを受けて、米子水鳥公園は8月3日までの主催イベントの開催を中止することになりました。大変残念ではございますが、何卒ご理解のほど、宜しくお願い申し上げます。
なお、「オリジナル生き物うちわ作り」「ダンゴムシレース大会」「キタミズカメムシ展」は、これまでどおり開催しております。
(きりぎりす)