昨日、全国ニュースで取り上げられるほどの大雨に見舞われた山陰地方ですが、米子水鳥公園はそれほどの大雨ではありませんでした。それでも、池の水位はかなり上がりましたが。
今日は、朝は雨が降っておらず空も明るく、大雨のピークは過ぎたかのように思われました。ところが、その後の降雨は昨日をはるかに上回る量でした。
8:35のネイチャーセンター前の水位。64cm。
カイツブリの巣2か所は、無事に朝を迎えていました。
カルガモはの親子は、いつもと変わらずネイチャーセンター前に集まってくつろいでいました。左側にヒナ8羽、右側にヒナ9羽の親子がいます。いずれもヒナはかなり成長しています。
11:54の水位。やや上がって65cm。
12:14。かなりの大雨になりました。カイツブリたちは大粒の激しい雨に打たれながら、じっと耐えていました。
14:35。こちらの巣は、卵が3個見えます。昨日と同様に、大雨の間は2羽とも休まずに水草を巣に運び続けていました。
17:27。雨雲が抜けて、空が明るくなりました。池の水位上昇は74cmで止まりました。9時間で10cm上がりました。平時より39cmも高く、ここまで池の水位が上がるのはとても珍しいです。
雨がやみ、落ち着きを取り戻したカイツブリの親鳥たち。2箇所とも、2日間にわたる大雨との壮絶な戦いに競り勝ちました。まだ今後もしばらく雨が降る見込みですが、この調子で乗り切ってほしいものです。浮巣とはいえ、短時間で10cmも水位が上がったのに沈まなかったのは、すごいことです。
メダカ池は水があふれて、普段歩いている岸辺が全く見えないほど沈んでしまいました。当分の間、メダカ採りはできそうにありません。
(きりぎりす)