2021年7月8日木曜日

卵を守るカイツブリと大雨との壮絶バトル!

昨日、全国ニュースで取り上げられるほどの大雨に見舞われた山陰地方ですが、米子水鳥公園はそれほどの大雨ではありませんでした。それでも、池の水位はかなり上がりましたが。

今日は、朝は雨が降っておらず空も明るく、大雨のピークは過ぎたかのように思われました。ところが、その後の降雨は昨日をはるかに上回る量でした。

8:35のネイチャーセンター前の水位。64cm。











カイツブリの巣2か所は、無事に朝を迎えていました。





























カルガモはの親子は、いつもと変わらずネイチャーセンター前に集まってくつろいでいました。左側にヒナ8羽、右側にヒナ9羽の親子がいます。いずれもヒナはかなり成長しています。
















11:54の水位。やや上がって65cm。


















12:14。かなりの大雨になりました。カイツブリたちは大粒の激しい雨に打たれながら、じっと耐えていました。































14:30の水位。74cmまで上昇しています。わずか1時間半で9cmも上がりました。

















14:30。カイツブリは巣の嵩上げのため、抱卵していた親鳥も巣から離れて巣材調達に出かけました。この巣には卵が4個見えます。
















14:35。こちらの巣は、卵が3個見えます。昨日と同様に、大雨の間は2羽とも休まずに水草を巣に運び続けていました。
















14:31。大変そうなカイツブリとは対照的に、とても落ち着いているカルガモの親子。増水しているおかげで、普段は高くて上がれない丸木柵の上段にヒナが座っています。








17:27。雨雲が抜けて、空が明るくなりました。池の水位上昇は74cmで止まりました。9時間で10cm上がりました。平時より39cmも高く、ここまで池の水位が上がるのはとても珍しいです。
















雨がやみ、落ち着きを取り戻したカイツブリの親鳥たち。2箇所とも、2日間にわたる大雨との壮絶な戦いに競り勝ちました。まだ今後もしばらく雨が降る見込みですが、この調子で乗り切ってほしいものです。浮巣とはいえ、短時間で10cmも水位が上がったのに沈まなかったのは、すごいことです。



























メダカ池は水があふれて、普段歩いている岸辺が全く見えないほど沈んでしまいました。当分の間、メダカ採りはできそうにありません。

















(きりぎりす)