9月になってようやくカイツブリの親子が観察できるようになりました。現在、ネイチャーセンター左手前方のヨシがまばらに生えているところと、正面約300m先の2箇所で親子が確認されています。いずれもヒナは4羽で、まだ幼くてかわいいです。
ネイチャーセンター左手前方の巣。ヨシがかぶっていて観察しづらいですが、オレンジ色のヒナの嘴が4つ見えるのがお判りいただけますでしょうか。
そして、こちらが正面300m先に見える親子。この親子は、時々ヨシ原からかなり離れた場所に大胆に出てきています。親子が丸見えなのはいいのですが、観察するには遠すぎですね。
そしてもう1か所、水鳥観察桟橋から右手に見える入江の奥のヨシの茂みにも巣があります。昨日の草刈りの際にちょっと様子を覗かせてもらったところ、まだ卵でした。
きちんと水草をかぶせて卵を隠してあります。少なくとも卵が3つあるようです。
今日もネイチャーセンター正面の小島に勢ぞろいしている今のオールスターズ。左から、セイタカシギ、オグロシギ、セイタカシギ×2,オグロシギ、コアオアシシギ、アカアシシギ。
コアオアシシギとアカアシシギはいつも一緒に行動していて、やや警戒心が強いです。ネイチャーセンター前に砂が搬入されている時、この2羽は奥へと飛び去りましたが、他のシギたちは逃げずにとどまったままでした。
そしてこちらは、コガモと一緒にいるシマアジ(写真中央手前)。9/15には8羽確認されました。
今日の新顔は、クロハラアジサシです。
ついこの前までは成鳥夏羽が現れていましたが、第1回冬羽が現れたのは今季初めてです。園内の奥からネイチャーセンター前にかけて、池の上を広範囲に飛び回り、獲物をみつけると水に飛び込んで捕えていました。
今日は台風最接近ということで、朝からやや風が強く、徐々に風が強まって夕方前から雨が降り出しました。幼いカイツブリの親子2組が、無事この嵐を乗り切れるのか、心配です。
(きりぎりす)