なかなかヨシ原の小鳥の秋の渡りに動きがありませんでしたが、今日の鳥類標識調査で、いよいよ渡りの活発化が確認できました。
本日の調査結果:
2021年9月1日(水)
・シマセンニュウ N87
・ウチヤマセンニュウ N1
・オオヨシキリ N8
・セッカ N3R1
・ツバメ N1
・エゾセンニュウ N1
以上、6種類102羽(新規101、再捕獲1)
今日もウチヤマセンニュウが捕獲されました。シマセンニュウの中に翼式(翼先端の形)がウチヤマっぽい個体が何羽かいましたが、くちばしや尾羽が長いのはこの個体だけでした。
今日の一番の成果は、エゾセンニュウが今季初確認できたことです。ウチヤマセンニュウと同じく3年連続です。今回も幼鳥で、なかなか成鳥に出会えません。
さて、今日からエアコン工事が終わって再開園しました。
観察ホールの入り口にガラス扉が設置されています。
観察ホール側からみたガラス扉。扉の上部にも透明な窓が設置され、観察ホールの冷気を逃がさないようになっています。
観察ホールに入ると、天井に4基のエアコンが設置されています。
今日も蒸し暑いですが、観察ホール内は大変快適です。
セイタカシギ3羽は期待どおり、再開園した今日も居てくれました。ネイチャーセンター前浜右手の小島に3羽揃って登場!メス成鳥と幼鳥が2羽です。
この他、園内で初めてエゾビタキが確認されました。また、園内では珍しいアオバトが2羽、ネイチャーセンター前を飛び交いました。種不明のシギ類もあちらこちらを飛んでおり、水辺の鳥の渡りが活発になっているのを実感します。
快適になった観察ホールで、ぜひ秋の野鳥観察をお楽しみください。今日からコハクチョウ初飛来日クイズも始まりましたので、こちらもぜひ、ご応募ください。
(きりぎりす)