今日は、日中に通常行っているヨシ原の小鳥の標識調査を実施した後、夜間にシギ類の標識調査も行いました。シギ類の標識調査は難しく、これまでなかなか実施できませんでした。シギ類を対象に本格的に調査したのは、2002年以来19年ぶりです。
何かと苦労しましたが、その甲斐あって期待以上の成果がありました。
まずは、日中の調査で捕獲されたエゾセンニュウ。
今季2羽目。またしても幼鳥。
そして、夜間調査で捕獲できたシギたち。
アカアシシギ 性不明・幼鳥。
米子水鳥公園標識初記録。
幼鳥なので、成鳥と比べて全体的に色の鮮やかさに欠けます。
ソリハシシギ 性不明・幼鳥。
2羽捕獲されたので、2002年以来2羽目・3羽目。
張り出したおでこと、つぶらな目がカワイイです。
コアオアシシギ 性不明・幼鳥
1999年以来、4羽目。
精密ピンセットのような繊細なくちばしです。
トウネン 性不明・幼鳥
今日は14羽捕獲できました。期待以上の成果です。
離れた場所から望遠鏡で観察しても、手に持って間近で観察しても、変わらずカワイイです。
本日の調査結果 2021年9月5日(日)
シマセンニュウ N53
エゾセンニュウ N1
オオヨシキリ N1
コヨシキリ N2
セッカ N4R2
アカアシシギ N1 標識初記録
ソリハシシギ N2
コアオアシシギ N1
トウネン N14
以上、9種・81羽(N79,R2)※Nは新規、Rは再捕獲
私自身、シギ類の標識調査はほとんど経験がなかったので、大変勉強になりました。
標識初記録が1種類あり、成果の大きな調査となりました。
(きりぎりす)