2022年11月11日金曜日

オオジュリンの渡りのピーク(か?)

本日実施しました鳥類標識調査では、オオジュリンとホオアカの2種類しか捕獲できませんでしたが、オオジュリンを111羽標識放鳥できました。今が今季のオオジュリンの渡りのピークのようです。

オオジュリン メス・成鳥(10月21日撮影)











今季2羽目のホオアカ メス・幼鳥。

個人的には、ホオアカはホオジロ類で最も正面顔がカワイイと思います。


本日の調査結果

・オオジュリン N109羽、R2羽

・ホオアカ   N1羽

以上、2種類、112羽(うち再捕獲2羽)。


今朝の園内風景。空が霞んでいて大山が良く見えません。コハクチョウの数が思ったよりも少なく、約350羽でした。中海で水鳥公園以外にもコハクチョウのねぐらが形成されているようです。6:16撮影。


















今最もおススメの鳥ヘラサギは、今日も9羽います。ここ数日は、夕方にならないと全部で何羽いるのかが確認できなかったのですが、今日はお昼の時点で全員ネイチャーセンター前に9羽が集合してくれました。

7羽で採食に勤しむヘラサギたち。12:30撮影。

















ネイチャーセンター前に全て集まったヘラサギ。右の浅瀬に7羽、左のカモ島に2羽います。12:30撮影。





カモ島で並んで眠っていたヘラサギの中に、成鳥が2羽いました。昨日までは成鳥は1羽しかいなかったように思うのですが、さりげなく個体が入れ替わっているのかな?それとも、成鳥が1羽新たに飛来していて、実はあと1羽がどこかに隠れているのかな?

そこで、くちばしの模様を記録してみました。

左の個体のくちばし。13:43撮影。















右の個体のくちばし。13:46撮影。
これで、今後ヘラサギの成鳥が現われた時に、香川さんと同様にくちばしの模様を照合してみようと思います。





一昨日から、ツクシガモが2羽に増えました。時々ネイチャーセンター前にもやってきてくれます。13:44撮影。





オオタカ成鳥が、ヒドリガモのメスを捕獲しました。おそらく、ウラギクの池付近の地上で草を食べていたところを襲われたのでしょう。必死で池の中に逃げようとするヒドリガモと、そうはさせまいと陸に引き戻すオオタカとの攻防が繰り広げられました。14:05撮影。
















オオタカは、暴れるヒドリガモを押さえつけて、息の根を止めないまま食べ始めました。やがてヒドリガモは息絶えました。14:07撮影。















ところが、まだあまり食べていないのに、横取りにやってきたトビにあっさりと獲物を奪われてしまったオオタカ。このようにオオタカは、いつも簡単に獲物を横取りされてしまいます。14:25撮影。










その他の鳥情報。

昨日、今季初めてカワアイサが1羽確認されました。園内では珍しい鳥ですが、近年は毎年のようにごく少数記録されています。

ミミカイツブリ1羽は今日も健在ですが、あいかわらず距離が遠いです。昨日は400m先、今日は250m先で、浮いたり潜ったりを繰り返していました。

(きりぎりす)