本日飛来した15羽のヘラサギの中に、1羽だけ成鳥がいました。
そのくちばしの模様が香川さんっぽいので、接近してくちばしの模様を確認してみました。
ヘラサギの群れの中央で後ろを向いているのが、香川さんっぽい個体。
問題の個体を、くちばしの模様が見えたところで撮影。くちばしの模様を精査した結果、香川さんと判明しました！17:09撮影。
参考写真：2022年3月11日に撮影した香川さん。くちばしの模様を見比べてみてください。先端の黄色斑の形と、くちばし上面のしわの形に注目。
香川さんの飛来に喜んでいたのもつかの間、17:19に15羽が一斉に飛び立ち、南方向へ向かいました。まるで、香川さんが若い他の個体を引き連れて、お気に入りの香川県のため池へと連れて行くように見えました。
中海の上空を南に向かって飛ぶヘラサギ。ヘラサギが多数連なって飛ぶのは初めて見ました。17:19撮影。
このままヘラサギの群れともお別れか、と思いましたが、その後群れは引き返し、再び園内に舞い降りました。これで、明日以降も観察できるかな？
香川さんがネイチャーセンター前に来てくれれば、くちばしの模様がよく見えるのですが、秋の立ち寄りはごく短時間であることが多いので、すぐに香川県に旅立ってしまう可能性が高いです。明日もいてくれることを祈ります。
香川さんとは：
2016年3月以降、秋と春の渡りの際に米子水鳥公園に立ち寄る常連のヘラサギ成鳥の愛称。水鳥公園を経由して、香川県のため池で越冬していることが長年確認されている。このことが愛称の由来。
前回飛来した時の記事はこちら！
11/5追記：
11/4の朝に香川県のため池で香川さんが確認されたと現地の方から連絡を受けました。今年も無事に越冬地へ到着したようです。
3月の繁殖地への渡りの途中で、また立ち寄ってくれることを期待します。
香川県で11月4日に確認された香川さん
（写真提供：福丸政一さん）
（きりぎりす）
