2023年6月3日土曜日

気になるあの鳥が園内にやって来た!

今朝、開館準備をしている時、ネイチャーセンターの右手直下にヒナ7羽のカルガモ親子がくつろいでいました。私が窓際のロールカーテンを開けて回っても逃げませんでした。

8:23撮影。















8:24撮影。
















普段は散り散りで行動していても、お昼寝の時は仲良く身を寄せ合うのがかわいいです。10:05みとら撮影。















近頃気になっているあの鳥、カッコウがついに園内に入ってきました!

枯れマツの先端で「カッコウ、カッコウ」と朗らかに鳴くカッコウ。このバナナのようなポーズが特徴的です。9:23撮影。
















地上を駆けるカッコウを初めて見ました。10:15撮影。
















お目当てはケラでした。樹上のイモムシ毛虫を食べる印象が強い鳥ですが、地表の昆虫も積極的に捕らえるとは驚きです。10:15撮影。















見晴らしの良いところにとまってケラを食べるカッコウ。それにしても、ケラはいろいろな生物に大人気ですね(食物として)。10:15撮影。

















ごちそうさまでした。この後も繰り返しケラを捕食していました。ケラは普段あまり姿を見かけませんが、意外と地表にたくさんいるものなのですね。10:15撮影。















このケラを頻繁に食べていた個体は全く囀らなかったので、メスかもしれません。この個体を観察している最中に、遠くからさえずりが聞こえたので、2羽いるのは確実です。つがいなのかな?


ネイチャーセンター南側の窓からよく見える、オオヨシキリが囀る様子。なぜオオヨシキリが広いヨシ原の中で特定のヨシにとまるのか気になり、よく見てみると、ヨシの先端の葉が巻いてありました。確かにこれならとまりやすそうです。13:45撮影。















オオヨシキリが飛び去った後も、葉が巻かれたままです。初めはオオヨシキリがヨシにとまる際に趾(あしゆび)で葉を巻いて掴んでいるのかと思いましたが、明らかに加工されているようにみえます。13:49撮影。
























ヨシ原を見渡すと、もう一つ同じようなヨシが見つかりました。ただし、こちらには糞が付いていないので、オオヨシキリは利用していないようです。このヨシは先述のヨシよりもさらに高度に加工されていて、葉が編んであるように見えます。一体何者の仕業なのでしょう?自然にこのようになってしまうことがあるのかな?13:49撮影。
























やや大きなヒナ7羽のカルガモ親子は、今日も頻繁にネイチャーセンター目の前に現れました。盛んに潜水採食しているヒナたちに紛れて、本職?のホシハジロも一緒に潜水を繰り返していたのが見ていて面白かったです。親鳥はホシハジロを全く警戒していませんでした。14:00撮影。















ネイチャーセンターのガラス窓の外にルリシジミがとまっていました。この角度から見る姿は、透明なガラスの裏にとまっている時しか見られません。14:34撮影。















ホシハジロとの合同潜水採食を終えて、移動を始めたカルガモ親子。ヒナ7羽のうち6羽は比較的まとまりが良いのですが、残る1羽だけが群れから遠く離れる傾向が強いので心配です(特定の1羽なのかは不明)。これからも7羽揃ったままで、親鳥と見分けがつかなくなるまで成長する過程が観察できたらいいですね。15:18撮影。










(きりぎりす)