ただいま、米子水鳥公園は鳥類標識調査の最盛期を迎えています。
22日には水鳥公園史上最高?の標識数を記録しましたが、
その勢いはまだ衰えておらず、今日も6種164羽が標識されました。
その中には、何と米子水鳥公園初記録の鳥が2種類も含まれていました!
初記録その1:エゾセンニュウ
この時期に水鳥公園を多数通過するシマセンニュウよりも大きく、オオヨシキリに近い大きさです。オオヨシキリと一見よく似ていますが、エゾセンニュウの方がやや小さく、羽色がより暗く、脚の色も尾羽の形も違います。また、オオヨシキリのように口の両端にひげ状の羽毛がありません。上がエゾセンニュウ幼鳥、下がオオヨシキリ幼鳥(第1回冬羽)です。
初記録その2:ムジセッカ
羽色、脚の色、体のサイズなどを検討し、さらには研究者に写真と計測値を送って見解をお聞きした結果、ムジセッカと判明しました。
鳥取県初記録と思われます。
エゾセンニュウ、ムジセッカともに、観察することはとても難しく、
ヨシ原に潜む鳥を捕獲できる鳥類標識調査ならではの発見です。
これで、米子水鳥公園で確認された鳥は222種(外来種・かご脱け鳥を含めると225種)となりました。
(きりぎりす)