Jr.レンジャーの森の中を歩いていると、
四方八方からアブラゼミが鳴きながら飛び出してくる中に、
大きなトンボが1匹見えました。
そのトンボが姿を消したあたりを
よく探してみると、
木の枝にぶら下がってじっとしていました。
大きなトンボの正体は、カトリヤンマでした。
時々ネイチャーセンターの中に迷い込んでくる
常連さんなのですが、
こうして森の中で止まっている姿を見たのは
初めてです。
7月18日のマルタンヤンマに続いて、
とまっているヤンマに出ったのは
これで2種類目です。
今年はヤンマと縁がありますね。
見つめていると吸い込まれてしまいそうな、
とても美しい複眼です。
ヤンマ類は、昼間は木陰で休んでいて、
涼しくなる夕暮れ時になると、
湿地の上空を飛び交って獲物を捕ります。
ヤンマ類の姿を見かけるのは
いつも飛んでいる姿ばかりで、
じっととまっている姿を見る機会は
大変少ないです。
昼間、園内を歩いている時に木陰をよく見ると、
思いがけず大きなトンボがぶら下がって
休んでいるところに出くわすかもしれません。
猛暑続きではございますが、
興味がある方は探してみては
いかがでしょうか。
(きりぎりす)