現在、カイツブリの巣は5か所観察できていて、
どの巣も順調です。ヒナの数に変化はありません。
はじめに、一番右手に見える巣。
ヒナ1羽が元気に動き回っています。
まだ次のヒナは生まれていません。
次に、右から2番目に見える、最も最近できた巣。
相変わらず平たいですが、卵を1つ産んでいます。
あまりにも暑いので、時々翼で卵を扇いでいます。
そして、最も順調に見える、左端の巣(右から5番目にみえる巣)。
今日もネイチャーセンター前まで遠征していますが、
ヒナが4羽のはずなのに3羽しか見当たりません。
もう1羽はどうしたのでしょう?
この親子からかなり離れた場所に、
小さなヒナが1羽、取り残されていました。
4羽兄弟の末っ子と思われます。
親兄弟からはぐれてしまったのかな?
かなり長時間放置されていたので、
完全に迷子になってしまったのかと思っていたら、
親鳥がやってきて合流しました。
よかったよかった、と思っていたら…
なんと、親鳥がわが子をつついたのです。
そして、餌を与えないまま再びヒナを置いて去ってしまいました。
理由は分かりませんが、
親鳥は最も幼いヒナの育児を放棄したようにみえました。
過去にも、カイツブリのヒナが孤立して
ネイチャーセンター前を泳いでいたり、
砂浜に上陸していたことがありましたが、
もしかしたらこの子たちも、
育児放棄されていたのかもしれません。
このヒナがこれから生きていくのは
かなり困難と思われましたが、
その後、ヒナ3羽と親鳥のそばに一生懸命泳いでいき、
再び合流できました。
しかし、親から受け取る餌の争奪戦では、
大きな他の3羽に全くついていけません。
この末っ子が明日を迎えられるのか、心配です。
右から4番目に見える巣は、
親鳥とヒナは健在ですが、巣に戻ってこなくなったので、
巣が荒れ始めました。
右から3番目に見える巣は、
時々巣材運びをしている様子が見られました。
(きりぎりす)