2020年8月5日水曜日

カイツブリの親子の状況

現在、カイツブリの巣は5か所観察できていて、
どの巣も順調です。ヒナの数に変化はありません。

はじめに、一番右手に見える巣。
ヒナ1羽が元気に動き回っています。
まだ次のヒナは生まれていません。






次に、右から2番目に見える、最も最近できた巣。
相変わらず平たいですが、卵を1つ産んでいます。
あまりにも暑いので、時々翼で卵を扇いでいます。





そして、最も順調に見える、左端の巣(右から5番目にみえる巣)。
今日もネイチャーセンター前まで遠征していますが、
ヒナが4羽のはずなのに3羽しか見当たりません。
もう1羽はどうしたのでしょう?





この親子からかなり離れた場所に、
小さなヒナが1羽、取り残されていました。
4羽兄弟の末っ子と思われます。
親兄弟からはぐれてしまったのかな?














かなり長時間放置されていたので、
完全に迷子になってしまったのかと思っていたら、
親鳥がやってきて合流しました。
よかったよかった、と思っていたら…















なんと、親鳥がわが子をつついたのです。
そして、餌を与えないまま再びヒナを置いて去ってしまいました。















理由は分かりませんが、
親鳥は最も幼いヒナの育児を放棄したようにみえました。
過去にも、カイツブリのヒナが孤立して
ネイチャーセンター前を泳いでいたり、
砂浜に上陸していたことがありましたが、
もしかしたらこの子たちも、
育児放棄されていたのかもしれません。


このヒナがこれから生きていくのは
かなり困難と思われましたが、
その後、ヒナ3羽と親鳥のそばに一生懸命泳いでいき、
再び合流できました。














しかし、親から受け取る餌の争奪戦では、
大きな他の3羽に全くついていけません。
この末っ子が明日を迎えられるのか、心配です。














右から4番目に見える巣は、
親鳥とヒナは健在ですが、巣に戻ってこなくなったので、
巣が荒れ始めました。

右から3番目に見える巣は、
時々巣材運びをしている様子が見られました。

(きりぎりす)