2022年6月8日水曜日

カルガモ親子19日遅れで現る!


今朝、開園準備をしている時に、ネイチャーセンターの眼下にカルガモの親子がいました。ようやく今年も確認できました!昨年よりも19日遅れで、開園以来2番目に遅い初認です。(最も遅い記録は2013年6月17日です)

目の前にいたのはヒナ9羽の親子でした。私と鉢合わせになったので、お互いにびっくり。急いで沖へと離れていく親子。8:42撮影。



















そのまま左手奥側(北東側)へと離れていく親子を観察していると、右手の手前側からもう一組の親子が現れました。8:48撮影。















手前に現れた親子はヒナが11羽いました。















どんどんネイチャーセンターに接近してくるヒナ11羽の親子。


























ヒナ11羽の親子は、あちらこちらに寄り道をしながら、ネイチャーセンター前を横切って南側へと向かいました。10:03撮影。





午後にネイチャーセンター目の前に現れた親子は、ヒナが8羽でした。朝一番に確認した親子のヒナが1羽行方不明になったのか、別の親子なのかは不明です。15:06撮影。














ところで、カルガモの親子には、しばしば謎のオス個体が付きまといます。今回もヒナ8羽の親子に付きまとうオスが1羽いました(写真左奥)。15:08撮影。
実は、5枚目の写真でヒナ11羽の親子の母親が口を開けているのは、付きまとう雄を牽制しているためです。




振り切られそうになると、飛び立って親子の前に回り込みます。15:09撮影。




















突然母親に襲い掛かるオス。母親を取り囲んでいるヒナは眼中になし。














ビックリして避難するヒナと母親。よく見ると、オスが母親の右尾羽に噛みついていますね。














色々と邪魔が入りつつも、母親はヒナたちを連れて先を急ぎました。そして、間を空けつつ親子を追跡するオス。これが父親ならば面白いのですが、母親に疎まれているので違うようです。このオスはヒナたちは眼中にないようで、母親に関心があるストーカーかもしれません。ヒナに危害は加えていませんでしたが、子育ての邪魔をしてほしくないものです。15:10撮影。




ネイチャーセンター左手に見えるヨシ原の縁で、カイツブリが巣作りをしていました。これまでも、あちらこちらで巣作りはしていましたが、ここまできちんとした巣が仕上がっているのは初めてです。ようやく池の中に水草が伸びてきて、巣材が調達できるようになってきたのかな? 14:44撮影。





近頃停滞気味だった園内の鳥たちの様子に、ようやく光明が見えました。今後、新たなカルガモの親子が続々と現れ、カイツブリの巣も増えて抱卵する様子が観察できるようになる見込みです。ぜひ、ヌカカ対策の上、水鳥の子育ての様子を観にお越しください。

(きりぎりす)