2025年1月21日火曜日

進撃のヘラサギ

今日は休館日ですが、飼育している魚やカメの水槽掃除のため、出勤しました。
掃除をはじめる前に、展望ホールのロールカーテンを下げたままそっと外を見ると、たくさんのコハクチョウが来ていました。
数えてみると全部で37羽。オナガガモも岸辺に上がり、みんなゆったりと休んでいます。




12時ごろ、昼休憩がてら外を見ると、今度はカワセミが来ていました。
右足に足環が付いているので、この秋に園内で標識された個体かな?




他にも何か来ていないかチェックすると、池の南側、ネイチャーセンターから300mほど離れた岸辺にヒシクイが4羽いました。



さらに、マガン半島の手前、ネイチャーセンターから500mほど離れた場所でヘラサギ1羽を発見。




採餌中のヘラサギを見ていたら、手前に向かって飛んできました。



ヘラサギが着陸したのは、なんとヒシクイのすぐそば。
遠慮なく採餌を始めるヘラサギと、それによって蹴散らされるヒシクイたち。
ヘラサギ、強い。



ヘラサギはそのまま岸辺に沿って採餌しながら、コハクチョウたちが寝ているエリアに突撃してきました。ヘラサギの進撃により、起こされたコハクチョウたち。



コハクチョウのエリアを抜けると、さらにこちらに向かって飛んできました。



目の前のカモ島を飛び越えて、池の北西の岸辺に着陸。



そのまま採餌しながら、ネイチャーセンターのすぐ近くへ。
進撃のヘラサギは、観察するぶんにはとても楽しい個体でした。



夕方17:30頃、水槽掃除を終えて外でバケツを洗っていると、大雨の降り始めのような「ザー!」っという音とともに、600羽近いオナガガモの大群が飛来しました。
さらに、17:46には100羽のマガンの群れも飛来。

このほか、今日の日没の時点で園内には83羽のコハクチョウ、ヘラサギ1羽、ツクシガモ11羽などが確認できました。


急に園内のコハクチョウが増えたり、いつもは夜に不在のオナナガモが飛来し、そのまま園内で寝ていたりと、鳥たちの動きがこれまでと違います。

まだ1月ですが最近暖かい日が続いているため、もしかして渡りの開始が近いのか…?と鳥の動きが気になった1日でした。

(みとら)

2025年1月20日月曜日

園路のクイズ看板を新しくしました


 













園路に設置しているクイズ看板を更新しました。

日に焼けて、色が見えなくなっていたいましたがこれで見やすくなります。

第一問は、内容が変わっています。

ぜひ挑戦してみてください。


(ポタちゃん)


追記












コハクチョウが早めに帰ってきました。虹がでていてとてもきれいでした。

(太陽位置の関係で水鳥公園から粟嶋方面に虹が出るのは、冬の夕方です。)












今日は、ガン類の塒入りがやや早めでした。

17:25ごろに

ヒシクイ 50羽とマガン 70羽が帰ってきました。明るいうちにじっくり観察することができました。








2025年1月19日日曜日

コハコチョウのねぐら入り

閉館時間になるとコハクチョウが帰って来ました。

今日は30羽ほどいます。朝より数が増えました。

結構、大きな声で鳴いています。

逆に、日没後にツクシガモに姿が見えなくなりました。















マガンとヒシクイはさらに遅い17:45と17:55に帰ってきました。
500羽と90羽ほどでほぼ朝と同じです。
ヘラサギ一羽がシルエットで遠くにいるのが分かりました。

(ポタちゃん)

翌朝コハクチョウが40羽に増えていました。
今日は大寒ですが、日も少しづつ長くなっています。
早くも移動を始めるのでしょうか?











早朝の鳥たち20250119

今朝は珍しくオナガガモの群れがいました。
昨日の夕方に飛来した群れが、
そのまま園内で夜を明かしたようです。
6:57撮影。













タカの茂みの左横の入り江には、
マガンの群れと一緒にコハクチョウが7羽
いました。7:00撮影。













朝焼けの中、正面(東)から
ヘラサギが1羽飛んできました。7:08撮影。















風切に黒色部がある、
第3回冬羽くらいの若鳥でした。7:08撮影。















オナガガモの群れの横に降りようとしたヘラサギ。
浅瀬と勘違いしたようですが、そこは深すぎでは?
案の定、慌てて再度飛び立ちました。7:08撮影。
















ネイチャーセンター北側の
ヨシ原の入り江に降りたヘラサギ。7:09撮影。















白い者同士で集まったヘラサギとコサギ。
まもなくコサギたちは採食に出かけ、
ヘラサギだけが取り残されました。
ヘラサギもその後、東へ飛び去りました。
7:09撮影。















マガンよりも先にヒシクイの群れが採食に出発。
7:11撮影。
















マガンの群れと日の出。7:23撮影。















コハクチョウ7羽も出発準備を始めました。
7:27撮影。















マガンの群れは数回に分かれて飛び立ち、
最後の群れは7:33に飛び立ちました。7:33撮影。















飛び立ったコハクチョウが、
米子城を背景に旋回。どちらに向かうのかな?
7:39撮影。















コハクチョウは二手に分かれ、
3羽は南西、4羽は南東へ飛び去りました。
7:39撮影。












お正月にフクロウがいたヨシの小島には、
タシギが群れていました。
今日は特に多く、7羽集まっていました。
7:57撮影。















カモ島に群れていたカモが
一斉に池に飛び込んだので、周囲を見渡すと、
ハイイロチュウヒの雄が飛んでいました。
彦名東橋そばの観察広場の上を急反転して、
獲物を追っていました。
8:53臨時スタッフAさん撮影。















近頃はコハクチョウは大変少ないですが、
ガン類がねぐら入りしているので、
早朝に飛び立つ様子が観察できます。
また、ヘラサギが早朝に現れる傾向があるので、
早朝のご来園がおすすめです。

(きりぎりす)

2025年1月17日金曜日

明日から絵画コンクール作品展開始

 


明日から
「第30回 米子水鳥公園 絵画コンクール作品展
が始まります。
応募全109+2作品を、ボランティアの皆さんと展示しました。

高校生以上の来館者の方は、
1月18日(土)から1月31日(金)まで、
好きな作品に投票できます。

ぜひ、米子水鳥公園へおいでください。


今日もツクシガモが、目の前のカモ島で1日中休んでいました。

全体に水鳥の数が少なかったのですが、
夕方からオナガガモがたくさん帰ってきました。

マガンも17:40ごろに300羽程の群れが帰ってきています。


(ポタちゃん)

2025年1月15日水曜日

進撃のヌートリア

ネイチャーセンター正面にあるカモ島の左端が、
ヌートリアによって大きく掘削されてしまいました。










ヌートリアのお目当ては、
カモ島に多数張り巡らされているヨシの地下茎です。
それを掘り出して食べるのに夢中で、
ここまで掘り進んでしまったようです。
以前からヌートリアがここを掘っていたことは知っていましたが、
ここ数日で一気に掘削が進行していて驚きました。

この島は、職員とボランティアが鳥たちのために、
何日もかけてたくさんの土嚢を積み上げて作ったものです。
それを、すでに土嚢数袋分も掘削されてしまいました。
このままでは、カモ島の浸食が急速に進んで
島が小さくなってしまいます。

何とかして早くヌートリアの進撃を止めなければ!

(きりぎりす)

2025年1月14日火曜日

コハクチョウが帰ってきた

 今日は休館日ですが、休館日にしかできない仕事がたくさんあり大忙しです。

まず、お正月の間お出かけ中でした、展示室のバードカービングのコハクチョウ「佇む」が帰ってきました。










外で作業中にコハクチョウの声が聞こえます。バードカービングのコハクチョウ「佇む」が鳴いているのかとびっくりしましたが、そんなわけはありません。上空をみるとコハクチョウの群れがとんでいました。

後で池を覗いてみると水鳥公園にコハクチョウの群れが降りたばかりのようです。到着したばかりで警戒しているのか池の中央から動きません。

成鳥18羽で頭が黄色く赤さびた色がついている群れです。他の飛来地から移動してきたばかりなのでしょう。










ツクシガモは池の正面のカモ島で休んでいます。










意外とコハクチョウと並ぶとツクシガモの白のほうがきれいに見えました。

(ポタチャン)











日焼けで黄ばんでいた壁紙の張替えてもらいました。明るくきれいになりました。











雪で枝が折れ園路を塞いでしまわないようにウバメガシの枝を落としました。



その他にカモ科鳥類の糞便調査、絵画展の作品回収などを行いました。