2024年11月15日金曜日

コハクチョウ半減・オオジュリンの渡り最盛期!

暗い曇天の朝でした。7:12撮影。










コハクチョウは490羽くらいで、
先日のピーク時と比べると半減していました。

安来で先行して水を張っている田んぼに
約半数が移動していると思われます。
半減したとはいえ、まだ500羽近くもいるので、
けっこう賑やかです。7:26撮影。










今朝もヘラサギ5羽は健在でした。
若鳥1羽が前浜にやってきました。
11:27みとら撮影。















今日は園内に居残るコハクチョウはおらず、
昼までにすべて採食に出かけました。
写真左下の2羽はコブハクチョウです。
14:46撮影。















近頃園内に居ついているコブハクチョウ4羽は、
つがいと独身2羽のようです。
仲良く寄り添って水を飲んでいるコブハクチョウのつがい。
他の2羽は基本的に別行動で、時々合流します。
14:48撮影。
















本日行いました鳥類標識調査で、
オオジュリンが3週連続で100羽以上捕獲できました。
近年、オオジュリンがこれほど連続して
多数捕獲できたことはなく、2015年以来です。

多数捕獲されたオオジュリンの中で、
くちばし先端がくいちがっている個体がいました。
この個体は右中趾の爪も異常に長く、
体の一部にこのような奇形が見られましたが、
生後1年以上経過した成鳥で、
特に問題なく暮らせているようです。
















ホオアカ雌・幼鳥。
















カシラダカ雄・幼鳥。















ホオジロのオスの成鳥と幼鳥が、
2羽まとめて捕獲できました。
追いかけっこ中だったのかな?
こちらは幼鳥。















そして、こちらは成鳥。
外見はほぼ一緒でしたが、
虹彩色と頭骨の成長度合いが異なっていました。
鳥の年齢の識別は、
いろいろな部位を精査しなければならず、
難しいです。















今日の鳥類標識調査結果:
・オオジュリン 120羽(R8)今季最多数更新!
・ノゴマ    1羽     まだいた!
・ウグイス   2羽
・カシラダカ  1羽 
・ホオジロ   2羽
・ホオアカ   1羽 
以上6種類、127羽(うち再捕獲8)

足環付きの個体を8羽も回収できたことも、
近年の調査では稀です。
この調査はただ標識を付けるだけではなく、
標識鳥の回収も大きな目的なので、
大きな成果となりました。

(きりぎりす)