2023年5月10日水曜日

今日の生きもの20230510

アキニレの樹液酒場にやって来たオオスズメバチの女王。この時期はまだ働きバチが産まれていないので、巨大な女王ばかり見られます。9:39撮影。




















メダカ池は、先日雨がたくさん降ったので水がたっぷり溜まっています。水面を滑るアメンボの多くは、メスの背中にオスが乗っていました。9:47撮影。















エゴノキの花には、キムネクマバチが多く集まっていました。翅の表面には青紫の美しい光沢があります。9:52撮影。















メダカ池に甲長5cmくらいの小さなミシシッピアカミミガメがいました。園内にいてはいけないカメですが、園内にいるカメのほとんどがこのカメです。10:05撮影。















トノサマガエルの鳴き声が賑やかなメダカ池には、トノサマガエルの卵塊がありました。10:06撮影。















園内を代表するイトトンボ、アオモンイトトンボが交尾をしていました。メスはまだ未熟ですが、普通に交尾しています。10:08撮影。















オオヨシキリがネイチャーセンターの隣のヨシ原でよく囀るようになりました。今はまだヨシの丈が低いので、囀る姿が屋外でも観察しやすいです。10:09撮影。















園内で最もよく見られるセセリチョウ、チャバネセセリもいました。鱗粉に乱れがない新鮮な個体でした。10:12撮影。















最近、トノサマガエルの鳴く姿をカメラに収めようと何度もチャレンジしているのですが、警戒心が強くて近づくと鳴き止んでばかりでした。今日はようやく近づくのに成功して、初めて鳴く姿を撮影できました。
鳴き止んでいるトノサマガエル。10:17撮影。















両ほっぺの鳴のうを膨らませて鳴くトノサマガエル。10:17撮影。















鳴いている様子の動画がこちら。メスを求めて、オス同士が競い合うように鳴いています。10:27撮影。




園内のエノキにヤドリギがとりついていました。第1駐車場のエノキにも一株ありますが、園内で見つかったのはこれが初めてです。ヒレンジャクの置き土産かな?13:30撮影。















夕方のオオヨシキリ。先の写真とほぼ同じ場所ですが、午前中は逆光、午後は順光なので、全く違った写真になります。16:20撮影。















桟橋から見たコガモのつがい。太陽に雲がかかっていて光が弱かったので、オスの輝きがいまいちでした。園内のカモはかなり少なくなってきましたが、まだキンクロハジロとスズガモの群れが遠くに見えます。16:27撮影。
















桟橋の手すりで見つけたホンドニジゴミムシダマシ。園内で見られる昆虫の中で、ヤマトタマムシと並んで最も美しい昆虫の一つです。こんなに美しい虫なのに、園内では比較的普通に見られるのがうれしいです。枯れ木を好みます。16:29撮影。















大きさは6mmくらい。横から見ても虹色です。16:29撮影。
















桟橋でホンドニジゴミムシダマシを観察していて喜んでいたら、すぐ近くの枯れヨシにオオヨシキリがとまりました。距離は約7m。オオヨシキリをこれほど近くで観察できる機会は、なかなかありません。16:31撮影。



今日のゴマダラチョウの蛹。特に変化は見られません。16:42撮影。

シギ島にイソシギが2羽いました。今日も「ピーイ」とよく鳴いていました。16:46撮影。
















今日のシギ類は、アオアシシギ1羽、コアオアシシギ1羽、タシギ1羽、イソシギ2羽、ハマシギ7羽と、少なめでした。春の渡りが収まってきたように感じます。

それに伴って、当ブログに登場する鳥以外の生きものの割合が高まってきました。野鳥ファンの方には寂しいことと思いますが、当園は鳥以外の生きものにも注目する方針なので、ご了承いただけたら幸いです。

今日の鳥:
キジ、ヒドリガモ、オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、オオバン、タシギ、コアオアシシギ、アオアシシギ、イソシギ、ハマシギ、ミサゴ、トビ、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、オオヨシキリ、セッカ、スズメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオジロ、カワラヒワ。

(きりぎりす)