2024年5月4日土曜日

254種類目の鳥を発見!

今日は朝からジュニアレンジャーの森でセンダイムシクイが囀っていました。姿を確認しようと声がする方向を注目するのですが、常に枝葉が生い茂る中にいて、なかなか見つかりませんでした。

苦労して撮影したセンダイムシクイ。枝葉の隙間をとおしてようやく姿を捉えても、すぐに移動してしまいます。8:41撮影。

















警戒心はそれほど強くないですが、とにかく茂みの中を素早く動き回ってばかりいました。最も近くで撮影できても、体の一部しか見えませんでした。9:54撮影。















囀っている姿の動画撮影はできませんでしたが、さえずりの音声だけでもどうぞ。9:42収録。



ジュニアレンジャーの森ではコヨシキリも囀っていましたが、センダイムシクイ以上に茂みから出て来ませんでした。こちらも、さえずりの音声だけどうぞ。9:33収録。



メダカ池のほとりを歩いていたハシボソガラス。今日は日差しが強く、放熱のために口が開きっぱなしでした。9:53撮影。
















その後ハシボソガラスは、何か丸いものを拾ってネムノキにとまり、拾ったものをつつきまわし始めました。ふだんは人に注目されるとすぐ逃げるのですが、今回は私のことを全く気にせず、夢中で拾ったものをつついていました。
つついているものに注目すると、アカミミガメの子どもでした。成体になれば頑丈な甲羅でほぼ無敵ですが、子ガメのうちは天敵に食べられてしまいます。子ガメとはいえ、その甲羅をたたき割るくちばしの威力は大したものです。10:18撮影。















今日は園内の鳥の種類と数をすべて記録する日でした。鳥の数を数えていた時、約150mくらい先に頭の形が変なキンクロハジロを見つけました。スズガモとの交雑個体でした(写真左)。
すると、そのすぐ隣に頭の形が変なスズガモがいました。これはコスズガモでは?16:54撮影。















このカモは眠ってばかりいましたが、長時間見張り続けてやっとくちばしが見えました。嘴爪の黒色部が狭く、背中の縞模様がスズガモよりも粗いことが確認できました。コスズガモのオスで間違いありません。17:02撮影。















後頭部がわずかに出っ張っているのも特徴です。大きさはキンクロハジロ(写真右)と同じくらいです。17:15撮影。


ちなみに、こちらが最初に私の目にとまったキンクロハジロとスズガモの交雑個体。後頭部にごく短い冠羽があり、黒っぽい背に白い縞模様が薄くあり、嘴爪の黒色部が幅広です。この個体のおかげでコスズガモを発見できました!17:28撮影。









これまで春の渡り鳥がいまいち盛り上がっていませんでしたが、今日はセンダイムシクイ、コヨシキリ、コスズガモが新たに確認できました。コスズガモは鳥取県初記録と思われ、米子水鳥公園の254種類目の鳥です。明日もいてくれるといいですね。


(きりぎりす)