朝とお昼頃に、いつもシロテンハナムグリが
ひしめき合っているところを見に行くと、
今日はカブトムシ雄1匹とオオスズメバチ3匹
しかいませんでした。
いつもシロテンハナムグリが折り重なっていたので
よく見えませんでしたが、
ここは発酵した樹液が出ているのではなく、
(おそらく)シロテンハナムグリが樹皮に傷をつけて、
そこからわずかに染み出る未発酵の樹液に
群がっていたようです。
毎日たくさんのシロテンハナムグリとカブトムシが
口でその傷を削り続けた結果、
樹皮にはドリルで掘ったかのような
きれいな丸い穴が開いていました。
この時にシロテンハナムグリがいなかったのは、
オオスズメバチにすべて追い払われたためと思われます。
オオスズメバチたちは、
カブトムシを攻撃しても追い払うことができず、
仕方なく相席で食事していました。
近頃、オオスズメバチはカブトムシよりも強く、
カブトムシが夜行性なのはオオスズメバチが
昼間活動しているからだ、
という噂が広まっているように感じますが、
必ずしもそうではありません。
実際に米子水鳥公園では、
オオスズメバチがカブトムシを駆逐する様子を
見たことがありません。
カブトムシ雄1匹VSオオスズメバチ3匹。12:10撮影。
ご覧のとおり、
オオスズメバチがカブトムシの脚にかみついたり、
馬乗りになって毒針を突き立てようとしても、
カブトムシは動じていません。
オオスズメバチがカブトムシの脚にかみついたり、
馬乗りになって毒針を突き立てようとしても、
カブトムシは動じていません。
その一方で、
カブトムシがいくら角でオオスズメバチを放り投げても、
身軽なスズメバチはすぐに飛んで戻ってくるので、
カブトムシの技もオオスズメバチには通用していません。
カブトムシがいくら角でオオスズメバチを放り投げても、
身軽なスズメバチはすぐに飛んで戻ってくるので、
カブトムシの技もオオスズメバチには通用していません。
結局のところ、お互いの技がお互いに通じないので、
体格と力に勝るカブトムシが樹液に居座り、
その横でオオスズメバチが相席で食事をしている、
というのが実情です。
体格と力に勝るカブトムシが樹液に居座り、
その横でオオスズメバチが相席で食事をしている、
というのが実情です。
夕方にあらためて見に行ってみると、
樹液にはオオスズメバチの姿はなく、
いつもどおりシロテンハナムグリが
多数群がっていました。
樹液にはオオスズメバチの姿はなく、
いつもどおりシロテンハナムグリが
多数群がっていました。
オオスズメバチの影響は絶大ですね。
(きりぎりす)