2025年8月10日日曜日

恵みの雨?

今朝、ネイチャーセンター正面の杭に
クロハラアジサシ夏羽がとまっていました。
今日はハジロクロハラアジサシは
現れませんでした。
8:35撮影。




















今日は朝から本降りの雨です。
そんな中で翼を広げていたカワウたち。
この姿勢は濡れた羽を乾かすため、
という理由が一般的ですが、
雨の中でみんなで翼を広げていたことから、
今回は雨を浴びるのが目的ではないかと思います。
8:36撮影。
























今日は雨天で水面が波紋だらけなので、
波紋漁法は使えません。
雨による増水で水没したシギ島で、
通常の獲物探しに励んでいたコサギ。
8:36撮影。















「雨ですね~」「よく降るね~」と
会話しているかのようなダイサギとチュウサギ。
ウラギクの池も増水して、
シギたちが観察しづらくなりました。
雨天前でトウネンの脚が根元まで水没していたので、
これ以上水かさが増したら歩けません。
小型のシギたちは水際に避難していました。
9:03撮影。













雨の中でも、活発に飛び回っていたクロハラアジサシ。
獲物探しは雨天中止というわけにはいきません。
9:06撮影。















杭にとまって雨に打たれていたカワウ成鳥。
よく見ると、尾羽の外側に
軸が黒い白い羽が生えていました。
通常、カワウにこんな模様の羽毛はないはずです。
下尾筒の部分白化かもしれません。
12:13撮影。































勢いを増す雨でつばさ池の水位が急上昇しました。
ネイチャーセンター前のカモ島、シギ島が
完全に沈んでしまいました。
12:17撮影。
















前浜に設置してある水位計が49cmを指しています。
12:18撮影。
















雨の勢いが最大になったときの水面。12:19撮影。

















前浜の水位計が54cmを指しています。
8:25時点では45cmだったので、
9cmも水位が上がりました。16:04撮影。















前浜の柵が水没し、上段にとまっていたカルガモ。
16:04撮影。
















前浜がすっかり水没してしまいました。
16:05撮影。















昨日までほぼ干上がっていたメダカ池が、
夕方には水があふれていました。16:11撮影。















長らく干上がっていたメダカ池の浅瀬部分にも、
まんべんなく水が回っていました。
アマガエル、ヌマガエル、ツチガエルが
元気に鳴いていました。16:13撮影。















雨でぬれたヨシ原が重みで倒れて、
見晴らしがよくなっていました。
16:21撮影。















もうシーズン終了間近のカブトムシが、
雨の中活動していました。
16:13撮影。
















いつもの場所に、
カブトムシ3匹とオオスズメバチ1匹、
モンスズメバチ1匹、シロテンハナムグリ1匹が
集まっていました。16:22撮影。
















※ご注意!
園内の動植物の採集はできません。

大雨でもトビモンオオエダシャクは健在でした。
上半身の脚で葉っぱにつかまっている様子が
かわいいです。16:24撮影。
















せっかくの3連休が雨となり、
イベント関係者には残念な天気になっています。
当園でも、今晩20:00から開催予定だった
自然観察会「明かりに集まる虫を観察しよう!」
を中止としました。

しかし、生き物たちにとっては恵みの雨だったようで、
猛暑から一気に涼しくなったこともあり、
みんな活気づいているように感じました。

この雨で、少しでも水不足が解消されればいいですね。

(きりぎりす)