2024年5月29日水曜日

待ってました!カルガモの親子初認!

待望のカルガモの親子が、本日ようやく確認できました。
昨年よりも11日遅れでしたが、昨年がかなり早かったので、例年どおりの時期の確認です。

これから予定している小学生の社会科見学にあたり、事前に園内の鳥の様子を確認していた職員みとらが、つばさ池北岸沿いを泳ぐ親子を発見しました。

彦名東橋そばの観察広場前を泳いでいたカルガモの親子。ヒナが広く散らばって泳いでいたので数を確認するのに苦労しましたが、10羽いました。10:54撮影。














その後、親子は南に進路変更し、つばさ池を北から南へ横断し始めました。ヒナを置き去りにして、どんどん前進する親鳥。10:54撮影。













ヒナたちは、置いて行かれないように大急ぎで親鳥に追いつき、もう少しで南岸に到着。約200mの距離を、5分程度で泳ぎました。10:59撮影。















すると突然、親鳥が前進をやめて警戒し始めました。そして間もなく、不審なカルガモが1羽、親子のそばに着水しました。10:59撮影。














親子に付きまとう不審ガモと、それを威嚇する親鳥(左端)。10:59撮影。















すると親鳥は、ヒナたちを置いて飛び立ちました。ヒナを置き去りにして大丈夫なの?10:59撮影。
















飛び去った親鳥を追って不審ガモも飛び立ちました。
取り残されたヒナたち。親鳥は、不審ガモがヒナではなく自分に興味があることを察していたのかな?10:59撮影。















しばらくすると、親鳥がヒナの元に戻ってきました。間もなく不審ガモ(写真左端)も戻ってきて、親子共々、南岸の茂みの裏へと泳いでいきました。11:00撮影。
















お昼から始まった小学生の社会科見学のご案内中に、親子が南側からネイチャーセンター前に現れました。この時は不審ガモの姿がなく、親子だけで安心して泳いでいて良かったです。12:17MARUKOME撮影。















カモ島の前を横切って北岸へと向かう親子。その後再び北岸にたどり着き、岸辺沿いに東へと泳いでいきました。12:18MARUKOME撮影。









社会科見学は、私とみとらで2グループに分かれてご案内したのですが、みとらが担当したグループだけ親子を観察できました。ラッキーでしたね!

このヒナたちは産まれたてではなく、生後数日経過しているようでした。今後、第2、第3の親子の登場が楽しみです。

(きりぎりす)

2024年5月27日月曜日

ササゴイが目の前にやってきた!

今朝出勤した際に、正門でコムラサキを見つけました。

カメラを取りに行って戻ってくると、翅を開いて地面にとまっていました。翅が紫に輝かないメスでした。

あれ?右の後翅が前翅の上に重なっています。後翅の上に前翅が重なるのが普通ですが、何かあったのかな?8:34撮影。










指でそっと触って、前翅を正常な位置に戻しました。触っても逃げなかったので、やはり右の前翅をけがしているようです。最初に見つけた時は元気に飛び回っていたのに、カメラを取りに行ったわずかの間に何があったのでしょう?8:35撮影。










小鳥用の巣箱に住み着いていたニホンヤモリ。頭に傷があって尾が切れているので、修羅場をくぐってきた個体のようです。この後、巣箱の穴に入っていきました。10:12撮影。

















こちらは昆虫ホテルに住み着いていたニホンヤモリ。暗いところにいるので体色も暗めになっていました。10:13撮影。
















北からネイチャーセンター前に向かって小さなサギ類が飛んできたので、今季初のヨシゴイかな?と思って注目したら、ササゴイでした。

目の前の柵にとまったササゴイ。10:31撮影。















ネイチャーセンター目の前を横切るササゴイ。10:33撮影。















シギ島に降りたササゴイ。いつも首を縮めていますが、伸ばすとこんなに長くなります。10:33撮影。















首を縮めていつもどおりの姿勢に戻ったササゴイ。10:34撮影。















そして、南へと飛び去りました。翼に幼羽が多く残っている第1回夏羽で、先日14年ぶりに現れた個体と同一かもしれません。当園の蔵書の野鳥図鑑には、成鳥と幼鳥の姿は掲載されていますが、この羽衣の図や写真は掲載されていないので、この写真は資料として貴重です。10:34撮影。
















メダカ池のヌシ?大きなスッポンが今日もいました。10:38撮影。















近頃、時々見られるセイタカシギ。今日はオスとメスが1羽ずついました。10:40撮影。















今日は蒸し暑く、風が強い中でもヌカカが活発に活動していました。7月中頃までにご来園の際には、虫よけ対策をおすすめします。

(きりぎりす)

2024年5月26日日曜日

クロハラアジサシ来ました!

当園の春のレギュラー鳥であるクロハラアジサシが、今季初飛来しました。

15:09臨時解説員Aさん撮影。











なお、昨年は6/5が初認でした。

(きりぎりす)

2024年5月25日土曜日

ツバメの幼鳥を初確認!

今日はネイチャーセンターの屋根にツバメの親子がやってきました。私が今季ツバメの幼鳥を確認したのは、今日が初めてです。

屋根にとまるツバメの幼鳥たち。14:13撮影。















屋根にとまっている幼鳥たちは、親鳥が餌を持ってくるのを待っています。そして、自分の頭上を飛ぶものには条件反射的に餌をねだります。頭上を通りかかった幼鳥にエサをねだる幼鳥。15:40撮影。















兄弟げんか?18:10撮影。
















あくびをしながら喉をかきかき。18:16撮影。
















まだ巣立って間もないようで、食事は親鳥頼みですが、目の前を虫が飛ぶと、虫をじっと見つめて目で追っていました。獲物を狙う本能ですね。18:16撮影。
















頻繁に翼を開いてストレッチをしていました。18:22撮影。
















事務室の窓のすぐ外に並んでいたツバメの子。最多で6羽いましたが、同じ兄弟なのかな?18:23撮影。
















口一杯に虫をくわえて幼鳥のそばにとまった親鳥。どうやってこんなにたくさんの虫をくわえながら新たな虫をつかまえるのでしょう?不思議でしょうがありません。18:26撮影。
















毎年春にこのような光景は見られるのですが(例えばこちら)、今年は屋根の上でした。年によってはネイチャーセンターの窓の外の欄干に並んで、ガラス越し1~2mでこの様子が観察できることもあります(こんな様子です)。今年も今後、このようなチャンスがあるかな?

(きりぎりす)

2024年5月22日水曜日

14年ぶりの珍鳥現る!

午後、ウラギクの池にツルシギ夏羽1羽とセイタカシギ6羽が飛来しました。

真っ黒なツルシギ夏羽。当園は、春にツルシギの冬羽が夏羽に換羽していく過程が観察できることが売りのひとつだったのですが、この春は冬羽が滞在してくれなかったので、夏羽の観察はほぼ諦めていました。そんな時に思いがけず真っ黒な夏羽が現れて、とても嬉しかったです。13:53撮影。

















ヨシ原に面する樹木の枝先でさえずるオオヨシキリ。ヨシの丈がかなり高くなってきて、そろそろ巣が作れそうな感じになってきました。14:59撮影。

















今日一番のビッグニュースは、ササゴイの飛来です。久しぶりに見た、と思いながら過去の記録を振り返ったところ、最後に見たのは2010年8月18日でした。何と約14年ぶりでビックリ!15:20撮影。















その後ササゴイは、15:31に東へ飛び去りました。

夕方になると、セイタカシギの動きが慌ただしくなってきました。「キッ、キッ」と互いに鳴き交わした後、一斉に飛び立っては戻ってくることを何度か繰り返しました。

鳴きながら飛びまわるセイタカシギの群れ。17:16撮影。















ウラギクの池に舞い戻ってきた、今日のオールスターズ(ササゴイを除く)。17:17撮影。
















ついに飛び去ってしまったセイタカシギたち。ウラギクの池にはツルシギだけが取り残されました。17:24撮影。
















セイタカシギたちは、当園で旅の疲れを充分いやすことができて、次の目的地へと旅立ったのかな?ツルシギは明日もいてくれたらいいですね。

(きりぎりす)

2024年5月19日日曜日

季節外れな鳥と、これから主役になる虫たち

もう春から初夏へと移行しつつある時期ですが、まだ冬羽のダイサギがいました。
くちばしが黄色くて背中に飾り羽がありません。まだ繁殖に参加しない若い個体なのかな?8:34撮影。


一方、こちらはこの時期らしい夏羽のダイサギ。背中に飾り羽がなびき、くちばしは黒く、目先に青緑色の婚姻色が表れています。8:29撮影。
















マガン半島にセイタカシギが3羽いました。「キッ、キッ…」と賑やかに鳴きながら池の上を飛び回り、また元の場所に戻ることを繰り返していましたが、やがて北西に去っていきました。
8:39撮影。



























8:40撮影。















私の真上を通過して北西へ飛び去りました。写真左上の黒いものはネイチャーセンターの軒先です。8:41撮影。
















今季、池の上を飛び交うツバメ類で最も多いのはイワツバメです。尾羽が短くて腰が白いのが特徴です。10:04撮影。
















池の上を飛び交いながら、飛んでいる小さな虫を食べているようです。10:46撮影。















こちらはツバメ。尾羽の両端が細長く伸びていて、上面が真っ黒です。10:07撮影。















この他にも、ショウドウツバメ1羽が今年初めて確認されました。ショウドウツバメは体形はイワツバメと似ていますが、上面が灰褐色です。腰がオレンジ色のコシアカツバメも飛んでいることもあります。飛んでいるツバメ類を見かけたら、背中の色に注目してみましょう。

ユリカモメの冬羽が1羽飛来しました。ダイサギの冬羽同様、季節外れな鳥です。昨年生まれの若鳥でした。10:51撮影。
















午後になってもマガン半島の岸辺を歩き回っていました。15:13撮影。

















春の渡り鳥の盛り上がりがいまいちな中、園内の虫たちは日に日に存在感を増しています。

アキニレの幹から樹液があふれ出て、強い発酵臭を放っていました。そこに大人の親指サイズのオオスズメバチがやってきていました。13:30撮影。
















オオスズメバチが去った後で樹液を舐めに来たセグロアシナガバチ。この時期に活動しているスズメバチやアシナガバチはみんな女王なので、体が大きめです。13:30撮影。
















シャリンバイの葉の裏にいた、エサキモンキツノカメムシ。この虫を見つけると、何だか幸せな気分になります。13:53撮影。
















シャリンバイの葉の裏に、アブラムシとアリが集まっていました。ここはアリの「アブラムシ牧場」のようで、アリたちはアブラムシから甘露を受け取っていました。このアリはウメマツオオアリかな?14:01撮影。















水鳥公園で最もよく見られるセセリチョウのなかま、チャバネセセリ。後翅だけ水平に開く姿勢が、戦闘機のようでカッコいいです。14:05撮影。















モノトーンのおしゃれな模様がカッコいいエグリトラカミキリ。トラカミキリのなかまはどれもカッコいいので、見つかると嬉しいです。14:25撮影。















これまたおしゃれな柄のガ、シロヒトモンノメイガを見つけました。過去にも採集例があり、標本が残っているのですが、このガの食草とされるアワブキは山の谷沿いに生える植物で、近くにはありません。どこから来るのかな?14:29撮影。





これまで池にたくさん泳いでいた冬のカモたちが、かなり少なくなりました。そして、そろそろカルガモの親子が現れる時期です。昨年は5月18日に初確認されています。

園内の観察対象の主役が、そろそろ鳥から虫へと交代しつつあります。

(きりぎりす)